順番的には「好きな車」をやろうかと思っていたんですが、スタッドレスのTVCMが始まったここ北海道(北海道ではお盆を過ぎると始まります相変わらず早いなヨ(ピー)ハマゴムw、ストーブもね)、過ぎ行く夏を惜しみつつバイクをやりたいなと。
いえね、散々【ネタバイクの秘宝館】ことスズ菌を取り上げて来たのに、肝心な「スズ菌最強のネタバイク」をやっていない事に気づいてしまったものでしてね、だからやります。はい、というわけで今回はスズ菌ですよ。
スズ菌の王・・・通称「菌王」と呼ばれているバイクをね。
【SUZUKI (GSX1300BK) B-KING】
「スズキ (GSX1300BK) ビーキング」です。
はい!、そこ!、バイキング(バイ菌グでもない)じゃありませんよなんて日だ!、「ビーキング」ですBKですつまりB系ですワッツアップ?チェケラァ~マダファカ!。
あれ?、どんなバイクか解らないなという感じですかね?。

これです、これがスズ菌の王たる者の姿。

これはウンモ星人だね。
まあ、イマドキな「ムシキングスタイル」なんですが、愛すべき(スズ菌的な)「ネタ」に溢れた子なのでご容赦の程を。私はコイツは大好きなのです。
というか、最近のバイクでムシキング度が一番高いデザインはカワサ菌のバイク達じゃないかと思うんですが?、反省したのかZ900RSを出しましたけど。
ビーキングは2007年のデビュー、早速スペックを。
水冷直列4気筒DOHC16バルブ、排気量1340cc、最高出力は怒濤の英語力(み(ピー)ず学苑?)じゃなくて怒濤の183馬力!、まさにスズ菌~ング!。
ここらで気づいた方も居るかもしれませんが、つまり、この菌王(ビーキングだろ)というバイクは

じゃなくて。

コイツ、簡単に言えば、「ハヤブサむいちゃいました」なんです。
でも、共通なのはエンジンぐらいで、フレームや他の部分は全くの別物なんですが。だからとある怪奇現象が・・・(後述)。
さて、何から話そう、とにかく人生はネタだらけなバイクなのでw。
では、まず、そのスタイリングから。
まあ、現行のスズ菌バイクにも繋がるスタイル、いわゆる現行の125や250や400ccのGSシリーズの形のハシリがこの菌王(ビーキング書くのめんどいw)なんですがリヤに・・・・

なんだこれは?、二本出しのマフラーがなんか・・・
久しぶりだね、ヤ(ピー)トの諸君・・・(CV伊武雅刀)
激しく「宇宙戦艦」なんですけど!w 、「波動砲」が二門ほど装備されているんですけど!ww、これなら煽り運転対策もバッチリさ!。
てか、183馬力もあるから並みの車では煽るのは無理ですがね、その前に宇宙戦艦だからワープしちゃいますよ。
でも、これは・・・・どちらかと言えばヤマ(ピー)では無く。
こっちだな!w、B系なワルの波動(もしくは純粋培養のスズ菌)を放射拡散する「拡散波動砲」をリヤに標準装備と、しかし!拡散波動砲では彗星帝国と戦えないぞ!。
とまあ、そのスタイルからして・・・既にネタですw。
そもそも、この菌王(もうこれで行きますわw)

これなんですが、このプロトタイプが発表されたのは2001年(府中の旅・・・じゃねぇよ!)、デビューは2007年、随分時間がかかっていますな。
2001年のコンセプト発表の時にスズ菌は「市販の暁にはもうすんごいバイクになるよっ!、ただでさえ馬力があるハヤブサのエンジンに、さらにスーパーチャージャーも付けちゃうんだからぁ~!」な~んて言っちゃったものですから(このプロトには付いていたとか?)、特にメリケンの方々が
Wow!Very Cool!

やはりSUZUKI bacteriaはFreaks(変態)だぜぇ!フゥ~ハハハハハハァ~!。
と、なったのですが、市販までにリーマンショックなどの世界恐慌が勃発、バイクが売れなくなりだした、更にそのスーチャーの開発費用は?、コストは?、スーチャーなんか付けたら市販価格が跳ね上がるけどこの不況の中でそんなバイク売れるの?、どうすんの?となり時間だけが過ぎていく、ようやく(スーチャー無しという妥協はあれど)販売にこぎつけた時にには。

まあ、市場はこんな感じになっていましたとw。世界的な恐慌でしたからね。
つまり、スズ菌さんたらちょっとビッグマウスしすぎちゃったわけですね。スーチャー付きバイクは後にカワサ菌が出してしまいましたし。
でも、面白い機能が付いています、この菌王には「S-DMS」という機能がありまして、これはつまり街乗りに優しい人に優しく緩やかに出力をするモードと、もうひとつのモードに切り替えると・・・

暴走モード突入!、その力を余すこと無く出力してくれます、はい、二面性があるバイクなのです。
あ、最初のほうで書いた怪奇現象とは?。
GSX1300Rハヤブサ、そのお値段は1,490,000円(税別)
それに対して菌王は1,580,000円(税別)
ちょっと待てえぇぇぇぇぇ~い!、なんでハヤブサより高くなるんだよ!、別物とはいえ「ハヤブサむいちゃいました」なバイクの方がなんで10万以上高くなるんだよ?w、上記の機能をつけたからとか諸説ありますがなぜか菌王の方が10万円ほど高いのです・・・う~む怪奇現象だ。
とりあえず現在生産は終了しているみたいですが、いつまで生産していたのかはわかりませんでした。

画像は2010年モデル、国内販売はここらあたりまでらしいのですが・・・おい、だからまずはその後方を威嚇する危険物(波動砲)をしまおうかw。
販売時は正直売れず在庫を捌くのも大変(変態?)で、50万円引きの投げ売りもされたそうですがここで中古市場、現在はかなり高め安定です。
最低100万円前後、高いモノは140万円あたりで推移しています。はい、コレも生産が終わってからその強烈な個性が再評価されて、ちょっと人気が出てしまったのです。特に絶番車好き(の変態)に高く評価されてしまいました。しかも不人気だったのでタマ数が少ない悪循環に陥っていますね。

強烈な個性と強烈なパワーで一世風靡(素意や~!)するはずが、時代の波に飲まれ一時は販売すら危ぶまれ、やっと出したのに時期を失してしまったある意味不幸なバイク、しかし、その強烈な個性で一度見たら忘れられない、それがこのスズ菌王かと。
白状しますと、まだ実物にお目にかかった事がありません、誰か見せてください出来れば試乗したいです。
所有したら?、リヤの拡散波動砲はヨシムラあたりのスリップオンに交換でw、これだけでも良い感じになりますよ。後はハンドルをもう少し低く、それぐらいで。
でも、あえてドノーマルで乗ってスズ菌の宣教師(拡散者?)になるという手もアリかも?w。
尚、ネット上で現在も散々ネタにされておりますw、「菌王」で検索したらこのバイクが真っ先に出てくるぐらいに(お試しあれ)。