はい、今回は(も?)ホンダからです。
ホンダの400cc4気筒の名車と言えば、前回触れたCBX400Fですが。

こちらの所謂ヨンフォア、CB400Fourも勿論名車ですよね(異論は受け付けない!w)、今でも中古でだいたい150万円あたりで流通しております(紹介済)。
さて、この「CB400Four」という名前は一度復活したことがあるのを皆様覚えていますか?。
【HONDA CB400 Four(NC36)】
「ホンダ CB400フォア(NC36型)」です。
1997年にデビュー、どんなのだっけ?、はい、こちら!

え~っとぉ・・・これはヨンフォアというよりかは・・・

CB350フォアじゃね?、なんかこちらの雰囲気に近いような?。
ここらでスペック
水冷4サイクルDOHC並列4気筒16バルブ、排気量399cc、最高出力53馬力です。
はい、このスペックを見れば解るかと

エンジンはこのCB400 Super Fourの物です、よって空冷ではなく水冷の4気筒ですよ。

うーん、改めて比べて見るとタンク周りはヨンフォアに近い雰囲気ですがそれ以外は・・・・。

やはりこちらに近いよなぁ、4本出しマフラーだから尚更。
カワサ菌の西風の快進撃に対抗して、上記したスーフォア(と、します)を1992年に出した訳ですが、やはり懐古ネイキッドも欲しい、必要だの現場の声を受けて出たのが36(と、します、フォアと書くとややこしいので)でした。
1996年辺りで噂があったんですよ、ホンダが「ヨンフォア」を現代風にして復活させるという噂がね。

はい、出ました36!・・・・えっ?、これがヨンフォアだと?、いや、これはなんか違うぞ

マフラーが4本出し・・・350フォアじゃねーか!!(現場の声)
それもそのはず、ホンダは所謂ヨンフォアを出すつもりは最初から無かったのです。名前はCB400Fourで出るというから市場は勘違いしてしまった訳ですね。
ホンダの本心は・・・

こちら、CB750Fourを現代に400ccで蘇らせること、これが本心だったのです。
ホンダの言い訳「だってゼファーはZ2の再来なんでしょ?、それに対抗するならCB750Fourしかないでしょ、つまり元になっているのが750Fourでそれを400で出したんだからこれは400Fourで間違いないよね?」。
いや、それは違うと思う・・・・。

世間一般的にはこれがヨンフォアだよね?

それが何を間違えたらこうなるんだ?。
一般的な方のヨンフォアを期待していた人々のお言葉
「ホンダはつまり、俺達にこれをベースにバケヨン(CB350の外装をヨンフォアにすること)を作れと言っているのか?」
「なんでヨンフォアの名前で750フォアレプリカになるんだよ?」
「集合管が付いていない、やりなおし!」
つまり皆が言いたい事は・・・・

謀ったな!ホンダ!
本当にこんな感じでしたw
でも、バイクとしては決して悪くはないんですよ、スーフォアからキャブを交換、更に高速域から1000回転ほど下げて中低速側を太らせた出力特性、トルクもスーフォアが3.7kg程なんですがそれを4.1kgまで向上させており、更に更にスーフォアの6速ギアを5速までにして街中での使い勝手を重視、そして怒涛の乾燥重量190kg!・・・いや、待て、スーフォアは170kg程だからどんだけデブってんだよ!w
まあ、スポークホイール、4本出しマフラーでかなり重くなっているわけですが、この4本マフラーは1気筒あたり1本の排気管があるわけで、ノーマルでも結構荒々しい音を奏でます。
実はこのバイク、職場の友人が中免を取り初めて購入したバイクでした。
私はカワサ菌罹患者なので同時期のゼファーχ(カイ)をオススメしたんですが、バイク屋に着いて彼はこの36を見るなり「あ、これがイイ!なんか立派な見た目やし」と即決、その場で現金購入という暴挙にw。
私もちょっと借りて乗ったりしましたが、スーフォア(これも職場の別の人が乗っていたので乗った経験アリ)に比べるととにかく緩い、鋭さは無いんですがなんかそれはそれで味がある感じ、というかスーフォアはバイク側が色々とお膳立てしてくれる・・・悪く言えば乗せられている感が強いんですが、36はある意味スーフォアと同じバイクなのに操っている感じが強く楽しく感じました。
正直、スーフォア程は売れず、2001年には生産中止になりました。
そういえば友人の36以外の同じ36を見たことがありません。
さて、中古市場
じわじわと上がり始めています、下は45万円あたりから上は70万円近く、まあ、バンボーオヤヂ共にも人気が出始めたからなんですが・・・こっち見んなバンボーオヤヂ!、高い金だしてビーエックス乗ってろよ。

400Fourの名前から出て来るのはヨンフォアみたいな軽快で流麗な見た目で集合管付なバイクだろうと想像していた所に突如として現れた青天の霹靂!、ホンダがカワサ菌重厚長大になっちまった、何をトチ狂ってこんなのにしてしまったんだ?と大絶賛!(違っ!)大批判も浴びましたが、乗ればわかる肩肘張らず乗れる使い勝手の良さ、気持ち良い4本出しマフラーの音、重いけど安定感には寄与しているバイク、それがCB400Four(NC36)かと。
所有するなら手曲げショートマフラーにセパハン&バックステップでカフェ風にして乗りたい。

こんな感じ、タックロールシートに鋲打ちでクラシカルにしたいですね。
あ、ノーマル4本出しマフラーは捨てちゃダメだ捨てちゃダメだ捨てちゃダメだ・・・。
これの有り無しで下取り査定がかなり変わるのでご注意を。この4本出しマフラーが良いとされていますので。
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Posted at
2019/10/27 00:51:24