今回は国産旧車から行きますよ。
廣島のマツダさん家のオムスビエンジン搭載車です。
【MAZDA COSMO AP】
「マツダ コスモ AP」です。
マツダコスモと言えば

真っ先に思い浮かぶのはこのコスモスポーツではないでしょうか?(紹介済)、今回のコスモAPはシリーズとしては2代目にあたります。
1975年のデビュー、この頃は1970年から始まった北米の排ガス規制(マスキー法ですね)やオイルショックとかで車への風当たりが強かった頃です。

こんな時代に2代目コスモは誕生しました、初代のスポーツ指向からは離れて、当時のアメ車的でラグジュアリーなクーペスタイルになりました。この頃は国産各社共にこういうアメリカ風ラグジュアリー的なスタイルな車が多かったですね、マツダ的にはプレステージ・スペシャリティカーと位置付けていたそうですが、スペシャリティーカーねぇ・・・う~む、死語の世界はあるんです!w。
ところでAPって何のことですか?、「Anti Pollution」(アンチ ポリューション)の略で大気汚染対策といった意味合い、1973年にマツダはルーチェでマスキー法の基準をクリアしており、アメリカでも低公害車として税制優遇も受けています、APの文字は低公害車の証だったのです、このことから2代目コスモはコスモAPと表記されることが多いのです。
ここ最近、何故か大気の汚染物質から肌を守るとして化粧品業界(特に資生堂)でこのアンチポリューションの文字をよく見かけますが(近年は化粧品類のお得意様が中国でしたからね)。
さて、スペック。
水冷2ローター、排気量654cc×2、最高出力135馬力です。
これは最上級グレードのリミテッドのスペックで、いわゆる13Bロータリーエンジンを搭載しています、他には125馬力の12A型ロータリーと、100馬力の1.8リッター4気筒SOHCのレシプロエンジン搭載したグレードも用意されていました。
この当時は、排ガス規制で牙を抜かれた車が多かった中、いわゆるリッター100馬力を達成していたことから高性能スポーツとしても注目されていました、流石はロータリーだな、えっ?、燃費?、え~っとぉ・・・(あまり詳しい記述が無いんですw)。
まあ、後のユーノスコスモが(特に3ローター、紹介済)これは公道を走る戦車ですかね?な燃費でしたしリッター4kmとか・・・w。
それでも様々な見直しで(アペックスシールの材質見直しやサーマルリアクター装着等々)旧来のマツダロータリーからは40%の燃費向上を達成とあります、具体的にどれぐらいですかね?w。ロータリーエンジンの特性上問題になりがちな低速トルクの向上もしていたそうです。
しかし、元オーナー様の記事を見るとやはり燃料計がみるみる下がっていくのが目視できたそうですw。

後ろ姿、このテールが特に好きです、独特なスタイルでわかりやすい・・・まあ、当時は他社でもあるにはあったスタイルではありますが。

内装、木目調のインパネ、ハンドルもウッド風でやはりラグジュアリーな感じで纏められています、メーター類も丸型の6連横配置で良い感じです、シフトレバー長っ!w、ミッションは5MTと3ATがあったとのこと。
そして1977年に

後ろ姿からが一番わかりやすいので、コスモLというグレードを追加。

ルーフの後方が切り立ったような形状になり、後席側のヘッドクリアランスが高くなり後席の居住性が向上、Lはランドゥ(ランドーとも)トップから来ています。
ランドゥトップとは?、4輪の馬車から来ている言葉で運転席と客席が分かれており、運転席には屋根がなく、客席には折りたたみ式の幌が付いたものを指す言葉、昔はルーフの後ろ半分を革やビニールやレザー張りしたものをランドゥトップと呼んでいたのです、このコスモLもルーフの後ろ側がレザー風な処理になっています、アメ車だと古いリンカーンなどによくありましたね。
というのも、これは特にアメリカ市場からこうして欲しいという要望が多かったんだそうで、それをマツダが実現したものです。
アメリカ人には通常のコスモの後席ではヘッドクリアランスが足りなくて頭がつっかえてしまうことが原因、プライバシー面からもこちらが好まれたそうです。
Lはロータリーエンジンのみでテールランプのデザインも変更され、販売対象の年齢層も通常のコスモより高く設定されていたそうです、つまりラグジュアリーに全振りな高級バージョンといった感じですかね。
ちなみに、このルーフは生産工場側からしても作りやすかったそうで、通常のコスモのルーフは溶接部分がどうしても見えやすくて、その部分をグラインダーなどで磨き溶接部分を消す作業が必要だったそうで、現場の工員の皆さんはもうこちらのランドゥトップだけにしてくれよと思っていたとか。
そして1979年にビッグマイナーを実施

外観上ではヘッドライトが丸目4灯から角目2灯へ変更、グリルの意匠も変更(格子状になりました)、エンジンは13Bロータリーは若干の改良のみ、レシプロは1800から2000ccへと排気量をアップ、馬力は110馬力へ向上しました、これと同時に12Aロータリーエンジンは廃止、ロータリーは13Bのみとなりました。
顔つきはそこはかとなくジャグヮー(徳大寺風表記)みたいな感じになり、高級感が増した感じになりましたが、初期型の良い意味でのアクの強さが少し消えてしまっていますね、個人的には前期型の丸目4灯の顔の方が好きです。
最終的には1981年まで生産されました。当時としては約6年というモデルスパンは長めですね、つまり裏を返せば2代目コスモはマツダにとってはヒット作だったのです、販売開始から半年で2万台以上売れたそうですよ。
さて、中古市場ですが。
古いですがモデルスパンも長めで、国産旧車としてはタマ数はあるほうかと、ただ、価格の幅が広いです。
下は後期レシプロ2リッターで130万円あたりから、ロータリーだと12Aモデルで140万円あたりから、13Bロータリー初期で上はレストア済の300万円近く、コスモLは比較的高めのお値段で200万円あたりからと、かなり価格帯が広いのです。まあ、最近の国産旧車の暴騰から考えるとまだ、比較的に入手はしやすいかなと、ちなみに後期より初期の丸目4灯のほうが人気で高額です。
上記のコスモスポーツなんて、今では1000万円を軽く越える中古価格ですからね・・・。

実は、この頃コスモAPが誕生するまでマツダは屋台骨が傾いていました、オイルショックによりロータリーの燃費の悪さが槍玉に上がり、排ガス規制でトドメを刺されていたのです。
しかし、マツダの技術者達はその不利を承知でロータリーを諦めず改良により克服(燃費は・・・まあ・・・ね、若干の克服)、国内外問わず軒並みパワーダウンしていた中でハイパワーなラグジュアリークーペとして人気を集めたある意味マツダ救世主伝説、それがマツダ コスモAPです。
所有するならやはり5MTの13Bロータリーが欲しいですね、勿論丸目4灯の初期型で、まずはロータリーのお約束であるアペックスシール交換からかな、後はボディの徹底レストアで。
イジりは・・・

♪ハの字のスリックバリバリィ~!
まあ、いわゆるこういうチャ(ピー)プ(ピー)ードでOh my街道(ピー)ーサー仕様な♪今夜もバリバリ羯徒毘璐薫'狼~琉、世露死苦ぅ!・・・はやりたくないかなw、大多数派なスタイルですが。

うん、これぐらいが良い、極端に下げすぎずのローダウンで、ハの字は後ろだけ軽~く傾けるで、ホイールはこの車にはロンシャン一択!(個人的に)、幅は8Jでタイヤは引っ張りで履かせる、いや、待て、「弥生ホイール」(覚えていますか?)なんてのも良いかも?。
後はロータリーサウンドを聞くためにマフラー変更と小ぶりなダックテール風のリヤスポイラーぐらいで、画像のようにフェンダー叩きだしか後付けのボルト止めの黒いオバフェンを装着で、ミラーは外国製の砲弾型に変更と渋さで勝負っす!、ハンドル?、ナルディのウッドでしょ!、水中花シフトノブも忘れずに。
色はやはり赤かこの画像の銀色ツートンも良いな。
さて、実はマツダも昨年の1月で創立100周年でした・・・スズ菌100周年ばかりに目が行っていて知らなかった~w。

現在もマツダが運営しているこんな素敵サイトがありますよ、歴代のマツダ車を紹介しながら、元オーナーや現オーナー達が様々な一言を寄せています。
さすがマツダ、過去の自社製品にもちゃんとリスペクトを忘れないその企業姿勢は大好きです。現行ロドスタのCMでもNA(初代)と一緒に楽しそうに走らせたりもしていましたね。
こんな過去の自社製品を否定して泥を塗りたくるようなCMを作る、聳え立つクソの山のような「あの会社」とは違いますな(バレバレですやんwww)。
スカ(ピー)ラ(ピー)ンでエアコンの左右の吹き出し口の温度が10度も違う【技術】を誇るwこの会社(現在個人的に嫌いな会社No.1ですので)、またつい最近広告動画で「やっちまったぜ!オッサン!」したのをご存知ですか?。

はい、この画像に注~目~!、キッ(ピー)スでゆるキ(ピー)ンしているよという動画から(現在は削除されました)ですが、はい、特に趣味でガチキャン△しているそこのあなた!、そんなあなたは即ブチキレして良い間違いを犯していることにお気づきですか?。
答え:ふかふかの枯れ葉の上で、焚き火シートも敷かないで回りの枯れ葉を取り除かないままで高さも低いコンロでファイヤー🔥!
🔥よもやよもや・・・あの会社はバカなのか?、火事を起こしたいのか?、穴があったら埋めてやりたい!🔥。
ちなみにこの動画は案の定大炎上しましたよ、真似したら山火事を起こしかねないだけにw。
この画像に対するオッサンのお詫び(しているのかこれ?)の文章はこちら。
「安全に配慮して撮影しておりますが、一部配慮が至らないシーンがございました。」
はぁ?、どこがどういう風に危険だったか解って無いようなものすごく間抜けな文章になっているんですけど?。
こうこうこういう理由で危険であり、配慮と判断力が

タ~ランカッタ~!(総統閣下?)と、ちゃんと書こうよ!、この文章じゃおバカ丸出しですけど?、しかもキャンプ系有名YouTuberが一緒に居るのにこの体たらくだというね。
というか・・・鳴り物入りの新型であるキ(ピー)クス、価格が高め(300万円越えます)のわりには「見た目はSUVですが、AWDが無いんです」という「オッサン渾身の一発ギャグ」はかまさなくていいからwww。
せめてe-4WDぐらいはねぇ、最初からできるよね?、ノート(先代)にもあったんだし、そりゃ内地では「雷図」や「矢栗鼠X」もFFのほうが売れている事は私も知っていますけどね、でもね、こちらのような寒冷地&積雪地ではAWDが欲しいわけで、せっかくのSUVなんですし、早くなんとかしなさいよ、こちらではまだ走っているのは2台ぐらいしか見たことがありませんぞ。
80~90年代初頭の頃は好きな会社でしたから言わせていただきます、凋落が酷すぎです。
まあ、次期Z35で6MTを設定したのは評価しますが、トヨ(ピー)は早く90スー(ピー)ラ(SZ-Rで良いので)にMTを出してください、まあ、新型86が来年ぐらいには出るからいいのかな?。
最後に、話が大脱線事故を起こして複線ドリフトな状態で失礼しましたw。