今年も残すところあとわずかとなりましたが、今年最後の好きなバイク、行きます。

さて、大型バイクにまた乗りたいという思いを断ち切れず、来春からはSV650X(2021年モデル)に乗り換えとなりますが・・・ジクサーSF250には感謝、約4年ほどバイクから離れていた私にとっては変態(いや、大変)良いリハビリになりました。
SVはいずれ・・・「アン(ピ~~~~~)ン!新しい顔よ~!」をする予定ですけどねw。
と、いうか、次期バイクもまたスズ菌かよ・・・w。

いや、頑張るなよw。
本来なら、私はカワサ菌保有者だよと長年いい続けて来ましたが、カタナ400、ジクサーSF250、車は初代ワゴンR、31スイスポそして現在は33スイスポと・・・もうね、開きなおります。

まごうこと無き┣゙変態、【スズ菌キャリア!】、いや、【スズ菌クラスターの末期患者!】で何が悪い!w、言い切りますわw、よって来年の抱負は変態(スズ菌)道に邁進する所存であります。
と、いうわけで
スズ菌さん、こんな私にお年玉として聖杯(湯呑み)をくださいw、いや、買えや。

なんと・・・最近のはワークスカラー(エクスターカラー)の聖杯(湯呑み)もあるのか!w。
さておき、今回はちょっと特別変態じゃなくて特別編。
【スズ菌秘話ヒストリア、SV650(と、グラディウス)の歴史】
実はSV650って、

前にリトルグレイ☝️👽・・・違っ、SV1000Sをご紹介した時に少し触れましたが、消滅したり復活したりを繰り返しているゾンビ・・・いや、息の長いバイクだったりします。
1999年

ヒャッハー!って、はいはい核の炎も恐怖の大王も聖飢魔IIいや世紀末覇者も救世主も来てませんから。

前年に販売されたSV400(S)の排気量拡大版として販売されました。
スペック
水冷V型2気筒DOHC8バルブ、排気量645cc、最高出力70馬力です。

ネイキッドのSV650もあります。
正直、日本では売れていません、わりと短期間でラインナップ落ちしています、よって輸出がメインのバイクでした。
しかし、その欧州でも当初はプアマンズ(貧乏人)の

ドゥカティ モンスターだろとバカにされていたりしましたけど。
しかし、いざ乗ってみると素直なハンドリングとVツインを感じさせない吹け上がりのエンジン、そしてなんと言っても安い!・・・プアマンズドゥカティとかバカにしていたクセに現金やな欧米人w、こんな感じで人気を集め、欧州で2002年頃には25000台以上を売り上げる稼ぎ柱いや稼ぎ頭になっていました、日本より欧州やアメリカで評価されたバイクなのです。

2003年にマイチェンして・・・カウル付きのSは1000と同じく顔面がグレイ化👉👽しましたw。
しかし、やはりプアマンズ ドゥカティだの造りが安っぽいだの言う輩も居たわけで、スズ菌もテメェらいい加減にしろやと奮起しました。
2009年の末に

違う、これじゃない。

SFV650グラディウスという名前になり、新たに生まれ変わりました(一部ではSV650も並売していました)。
スペックは細部の変更はありましたが排気量は変わらず、最高出力は72馬力と若干アップしています。
初期SV650のエンジンは、低速トルクはわりとスカスカで中間から弾けて上まで回る味付けでしたが、このグラディウスからは低速トルクを強化して下からフラットに立ち上がり、上までスムーズに回る味付けに変化しています。
SDTV(デュアルスロットルバルブ)化を施し、エンジン内はメッキシリンダーを採用しています。

日本では400ccで単にグラディウスという名前で販売されました。最高出力は55馬力と各社馬力自主規制(53馬力)を乗り越えています。
2017年までと長めの生産期間で、650は海外への輸出専用でしたが実は初代SVほどは売れなかったとのこと。
馬力も少し上がりより扱いやすく、ブレーキも強化されて末期にはABSも装備されたのに・・・何故だ!

じゃねーから。
フレームも美しく見せるいや、魅せるためにボルト類を見えにくい所へ追いやったりと凝っているんですよ、貶された「安っぽさ」を消すためにね、しかし、今度はそれが仇になってしまったのです。
イギリスでの当時の価格で、SV650が4999ポンドだったのに対して、SFV650グラディウスは5499ポンド、日本円だと10万円ほど値段が上がってしまったのです。
今までSVは散々安っぽいだのと言われ続けたから、じゃあもう少し高級感出して行くぜと丁寧に造って出したら
「SV(グラディウス)は間違った方向に進んでしまった」
などと人気だった欧州でも言われてしまう始末・・・・いや、本当に現金なやっちゃな欧米人w。

スズ菌さん、これはもうブチキレてもいい所ですよw。
という訳で、もう少しお安く、なおかつ走りも向上させてやんよと。

2016に、新しいSV650が誕生しました。つまり現行型ですね。
スペックはエンジンはグラディウスからの流用で、排気量などは変化無し。最高出力が76.1馬力に更に向上しております。
グラディウスに比べると、一部造りが簡素化していたりしますが最高出力の向上で更に走りは楽しくなっています。
そして、2017年の内外のモーターショーにて

SV650ラリーコンセプトというモデルを展示
翌年2018年に

SV650Xとして市販開始、現在に至っております。このSV、バンディットに似ていますがそれもそのはず、バンディットをデザインした方が手掛けているんだそうです。
と、このようにスズキSV(グラディウス)シリーズって、何気に息が長くて熟成が重ねられたバイクなのです。
さて、何故私がこのSVを次の愛車に選んだのか。
大型乗るならリッターバイクじゃね?、普通はと思われるかと。
リッター高いんだもん・・・そりゃカワサ菌因子が次はZ900RS(現行)じゃね?と囁きましたよ耳元でね、新車で140万近く、じゃあ中古のヒノノニトンじゃなくて火の玉カラーを・・・はあ?、新車と値段が変わらんどころか新車より高いぞ(本当)ふざけんな!で却下。
メグロK3(現行、カワサキ製)も良いなぁ・・・やっぱ高いわ。
スズ菌ならいっそタナカ(現行1000カタナ)・・・やっぱあの型は生理的に無理っ、却下。
昔の80~90年バイクは最早坂の上の雲状態の価格だし。
もう年齢的にもミドル(600~800cc)でいいじゃん、昔の400ccの大きさ重さで馬力は昔の750以上の馬力だし・・・で、そのクラスで行こうと決定。

かなり気になっていたヤマハYZF-R7は来春2月に発売が延びましたし、価格はやはり諸経費まで入れたら100万円を越えるそうですし。

白赤のクラシカルなストロボカラー(限定400台です)も出るそうですけどね。
ちなみにエクスルーシブモデルだそうで、指定されたヤマハ専売店でしか扱わないモデルというのもマイナスポイントになりました、かっこ良いんだけどな。
で、上記の「アソパソマソ~!新しい顔よ~!」をやりたいのもあり、SV650Xで決定しました。
やっぱりコスパ良いんだもん、だからスズ菌キャリアになったようなものですw。単純に最高出力だけならYZF-R7より高いし(3馬力程度ですか)。
そして、最大の美点は、長く造られ続けた古いエンジンだということ、ABSやローrpmアシスト(低回転時の発進やUターンをアシストします)は付いていますが、他には余計な装備が少ないこと、スズキ唯一無二のVツインで昔ながらのエンジンであり、昔ながらのバイクだということ、これが決め手になりました。余計なデバイスはいらないですよ・・・。
ただ、SVってツインプラグなのでスパークプラグは4本必要なんですけどねw。
以上が、SV650Xに決めた理由であります。
今年も好きな車共々、痛いオッサンの戯言にお付き合いいただき感謝です、来年もよろしくお願いします。