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イイね!
2023年09月22日

好きなバイク(* ゚∀゚)



Ninja ZX-4R(RR)が7月に発売されてから数ヶ月たちましたが、先日(多分)目撃(したかも?)。
いや、特にRR(画像)は250にカラーが似てるからパッと見だとわからんてw。でも(多分)フロントブレーキがダブルディスクだったので、400だと思われます。一番の見分けポイントはそこですから、大きさはほとんど同じですし。

というわけで今回はカワサ菌さん、Ninja ZX-4R(RR)のご先祖様を。過去に軽くふれたりしていますが、詳しくはやっていなかった(はず)なので、250のほうは紹介済です。

【Kawasaki ZXR400(R)】
「カワサキZXR400(R)」です。

名前的にはご先祖はこっちのZX-4じゃね?という声も聞こえて来そうですが、こちらはZXRのご先祖でもありますので(紹介済)。
この頃のカワサ菌はアンチレーサーレプリカ路線【イズム】を貫き通していたんですが、時代の流れには勝てず正直乾燥重量152kgを誇ったZX-4の売上は低迷、そこで遂にカワサ菌も


1989年、アンチレーサーレプリカ路線【イズム】から離れ、ようやく真のレーサーレプリカと呼べるZXR400を発表、カワサ菌のTT-F3レーサーZXR-4と同じ名を冠するだけあって最後発(後だしジャンケンはウチの専売特許や!byヤマハ)ながらも、非常に気合いの入った造り込みでした。
スペック 
水冷4サイクル4気筒DOHC16バルブ、排気量398cc、最高出力59馬力です。


フロントサスペンションは市販車で世界初の倒立フォークを市販車採用、伸/圧両方の減衰力調整も可能です。
フレームは新規開発のエンジンを包み込むE-BOXと呼ばれる高剛性アルミフレームを採用


フロントカウルから伸びるホースがわかりますか?、一見現在のスポーツ系にも使われているラムエアシステムみたいですが、250はラムエア装備ですが400のこれはエンジンのヘッド回りを冷却するためのK-CASというシステム、強制吸気のラムエアでは無いんです。このホースは見た目から「掃除機のホース」なんて呼ばれていまして、吸引力の変わらないただひとつのバイク・・・ダイソンじゃねーよ!。


エンジンはZX-4用をベースにヘッドまわりを新作して圧縮比をアップ。エキパイは集合部の形状を見直した新設計のものが採用、ベースはZX-4ですが中身は別物だそうです。


メーター回り、センターにタコメーターが来るレーサーライクな配置、スピードメーターは別固定になっていて外せるそうです。カワサキにありがちな燃料計とか水温計とかハザードすらねぇよ!、いや、アンチレーサーレプリカ【イズム】はどこ行った?なレベルの割り切りですw。
それから少しの間を開けて


ZXR400Rも追加、こちらはハイカム、クロスミッション、シングルシートリヤカウルを標準装備という豪華仕様。
1990年に更なる年次改良を受け、特に400Rは見た目的には大差は無いんですが、ハイカム、クロスミッション、加速ポンプ付き強制開閉FCR、フルアジャスタブル倒立フォーク、別体リザーバー付きリアサスペンション、FRP製シングルシートと別物と言っていいぐらいの大改良が施されております。
はい、カワサ菌さん壊れちゃいましたw、アンチレーサーレプリカ【イズム】路線はどこへ・・・w。
このおかげかレースの方も全日本選手権F3(4サイクル400cc部門)で


カワサキとしては初となる優勝を1990年に果たしました。

1991年に



ビッグマイナー・・・早いな。外観を含めて大きく変更、アルミプレス材のテーパー型ツインチューブフレームを採用し、2kgの軽量化と剛性アップを実現、フロントなの倒立フォークはそのまま、リヤスイングアーム(KIS-ARM)は10mm延長により直進性が向上した。バックトルクリミッターはマイルドな特性に変更。エンジンも中間特性をより扱いやすいものにし、2〜5速のギヤ比も見直し。シングルレンズ・ツインバルブタイプ&常時点灯式ライトにスラントノーズのアッパーカウルの組み合わせで外観も一新し、初期はレッドとブルーのシリッドカラーを採用したのも特徴、リヤシートは少し【イズム】を取り戻したかな?。


400Rも一新、フラットバルブのFCRキャブと専用サス・カムを搭載しました。


1993モデル、ここからメーカー自主規制で59馬力から53馬力へパワーダウン、まあ、今のNinja ZX-4RRは80馬力ですから・・・あまり意味の無い規制でしたが。


1994年以降はカラーリングの変更やRは細部の変更などで、レプリカブームは過ぎても生産を継続。


1999年のファイナルモデル、これを最後に生産販売を終了、なんだかんだで約10年間と長めの生産期間でした。

ZXR400には何か役物は無いの?


ありま~す!、1993年に販売されたカワサキの鈴鹿8耐優勝を記念したリミテッドエディション、350台限定で販売されましたが・・・でも、「伊藤ハムカラー」なんだよなぁ~シャウエッセン(それは日ハムや!by新庄)、いや、「アルトバイエルン」って書いていい?、しかもトリコロールカラーだからホンダのバイクと勘違いされやすいというねw。

さて、中古市場ですが・・・はい、爆上げ!です。
もともと、89年~90年代とレーサーレプリカブームに陰りが見え始めた時期のバイクですから、台数は出ていません。年式形式関係なく最低ラインは80万円あたりからで、後期の高程度だとスタンダードやR関係なく100万円オーバー~120万円なんて物も。
いや、これだとNinja ZX-4RRが新車で買えるんですが・・・w。上記の通り台数は出ていないのでかなりの高額になっていますね。
ちなみにアルトバイエルン・・・じゃねーよ伊藤ハムリミテッドは・・・物によっては200万円の大台にのります・・・よし、シャウエッセンを食べよう(はい?)。










レーサーレプリカからネイキッドへバイクの売れ筋が変わり始める1989年・・・まあ、そのきっかけをつくったのも実はカワサ菌自身なんですけどね(ゼファーも同じ年の誕生だったりします)。
実は80年代末期、カワサ菌の上層部はアンチレーサーレプリカしか認めん!という態度を頑なに取り続けていました。だからレーサーZXRを市販するなんて「もってのほか!」だったのです。
このバイクの製作指揮を取ったのはレーサーのZXRシリーズも担当していたデザイナー兼エンジニアの西村さんという方、上層部はアンチレーサーレプリカしか市販を認めない・・・しかし、エンジニア達はレース技術を市販車に生かせない状況に我慢の限界が来ていました。よって、まずはZX-4を造って上層部を納得させつつ、水面下ではレーサーZXRの市販モデル化に着手していたのです。完全に上層部を騙してねw。
そして、ZX-4の売上が悪いなんとかしろ!という上層部の声にじゃあこれをとZXRを販売したわけです。ちなみに、91年の2型を最後に西村氏はカワサキを退社しています。そう、自らの進退をかけてZXRシリーズを産み出したのです。
そりゃレース畑の人からすれば80年代末期のカワサ菌の状況は腹に据えかねていたと思われます、技術はあるのに市販車に生かせない、出せば売れるはずなのに上層部が邪魔をすると。そんな状況の中で己のクビをかけてまで産み出されたのがカワサキZXR400(R)です。
所有するなら?、丸目の初期フルパワーが良いな。


カラーは黒が好きです。


こんな感じでカウル類だけ変えて得体の知れないバイクにして乗るのも良さげ、やるなら片面丸目の耐久仕様かな。


結構ネイキッド化しているのも居ますね。


ストファイ(ストリートファイター)系、カウルを外すならこの路線が良いかも。トライアンフのスピードトリプル風にすると良さげ。
外装変更メインで、後はマフラーぐらいかなと、物はBEET工業あたりで。

しかしまあ、正直今ならZXRの中古を買う値段で、75馬力~80馬力のNinja ZX-4R(RR)が新車で買えるんですけどね。絶対的性能を取るか当時のロマンを取るか・・・。
ホント最近は1990年代~2000年代初頭のバイクも中古価格が爆上がり中ですね・・・。
ブログ一覧 | バイク | クルマ
Posted at 2023/09/22 16:59:24

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