
はい、スズ菌w

スズ菌・・・こんなの作ってんじゃねーよ・・・ピザカッターナってなんだよ!w、ちゃんとスズ菌公式の商品だというのがまたね、だから好きなのよネタに溢れてる【変態】さんがw。
さておき
今回は80年代、一応?フラッグシップモデルです。まあ、排気量的にも海外輸出用でしたけどね。
【SUZUKI GSX1100EF】です。
あー、もうね皆様の脳内がナニソレになっているかもですがw。
1980年

空冷DOHC16バルブのGSX1100Eを発表・・・まあ、スズ菌らしくカッコは・・・ヨロシクナイw、ベコ(牛)と呼ばれておりました。
そして、これをベースに。

GSX1100S刀が登場、ケルンの衝撃は世界を駆け巡り人気車種に。国内の750刀は耕運機ハンドルの浜松の惨劇でしたけどねw。
この頃のスズ菌にとってこの空冷4気筒DOHCの1100ccエンジンはフラッグシップエンジンだったのです。
この頃海外、特に北米ではいわゆるツアラー系のバイクが人気で、ならばウチもフラッグシップツアラー造るべと

1984年にGSX1100EFが誕生しました。
スペック
空冷DOHC16バルブ並列4気筒、排気量1135cc、最高出力114馬力です。
まずはエンジン

空冷DOHC16バルブ4気筒エンジン、はい、見た目は1100刀のエンジンと変わりません。ただ、EFでは排気量が1135ccへ若干アップ、この系統のエンジンの特徴でもあるTSCC(Twin Swirl Combasjon Chamber/2渦流式燃焼室)も装備、ちなみに1100刀は1074ccの111馬力です。尚、このエンジン・・・刀に載せかえ可能ですよ。

フロントは16インチでブレーキはダブルディスク、ディスク自体は多穴式ローターではなくスリットローターが入っています。ちゃんとフルフローティングディスクを装備、この頃ですから当然の如くANDF(アンチノーズダイブ)機構も装備、はい、害悪装備ついてますw。

リヤは17インチホイールでシングルディスク、サスペンションはフルフローターの1本サス。シートは肉厚なものを装備しており、リヤ側も柔らかそうです。グラブバーもあるでよ。前後とも750刀の後期(スクリーンがついてフロントが16インチ化したタイプ)のデザインに近いホイールです。

特徴的なアッパーカウル、実は国産バイクで丸目のカウル付きって案外いないんですよ。この形状から新幹線と呼ばれたりもしています。サイド、アンダーもついてるフルカウルです。

しかし、側面図はやっぱり野暮ったさもあるw。この頃のスズ菌らしいっちゃあスズ菌らしいスタイルとも。ハンドルはセパハンで角度キツめに見えますが、ハンドル自体の位置が高いので軽い前傾ぐらいで長距離も楽だとか。
基本的に北米と欧州向けのモデルで、国内での販売は逆輸入のみです。長距離を快適になおかつ速く走るためのバイク、なので直進安定性重視のセッティングですが、コーナーもそこそこイケるタイプのバイクです。車重が乾燥で232kgとかなりの重量級ですから。
翌年1985年にエンジンのセッティング見直しが図られ馬力が122馬力に向上、トルクもアップで若干扱いやすくなったそうです。
日本では上記したとおりで、逆輸入車としての販売、実勢価格も当時で100万オーバーが相場で・・・それだけ出すんならそりゃ皆さん1100刀を買いますわなな状態でした。
走りはワインディングはなかなか、しかしその重さと相まって直進安定性に溢れ、120馬力前後のパワーとトルクで直線は速かったとか。ただフロント16インチのクセとアンチノーズダイブのクセで油断するとヤバい部分もありました。やはり害悪装備だなw。
尚、GSX1100EFという名前、実は統一の名前ではなかったそうで、一部海外ではGS1150EFと16バルブエンジンなのにXが消えたりしていたそうです、排気量表記も違う。まあ、一部地域ではXの文字に当時は抵抗があったとかで、はっきりとした理由は不明です。
1987年あたりまでの生産販売で、86年にはGSX-Rの1100が出ましたし。

87年にR1100と同じ油冷エンジンを搭載したツアラーを担当するGSX1100Fが発売となり、バトンを渡して生産終了となりました。このあたりからスズ菌のデザインが垢抜け始めるんですよね。目玉つながりの600KATANA(北米向け)とかはともかくw。

直接のライバルはヤマハのFJ1100で、当時はよく比較されておりました。
さて、中古市場ですが。かなり価格にバラつきがあります。タマ数はやはり少ないですけど。下は65万円あたりから、かなり走行距離が伸びてる個体、上は低走行距離が165万円あたりと価格の幅が広いです。中にはR1100の油冷エンジンを積んだのも、それって怖くね?w。まあ、腐っても?1100刀の一族ですから安くは無いかなと。

E(ベコ)から続く刀の一族、当時の空冷4気筒最大の排気量、ツアラーフラッグシップとして販売、若干排気量が上がり微妙にパワーアップ、当時の最新装備がふんだんに盛られた快適ツアラー、それがGSX1100EFです。
所有するなら?

このヨシムラ風カラーが良いかな。仕様地で色々とカラーがあるので種類は豊富なんですが、もしくは青白も捨てがたい。とりあえず前後ホイールを17インチ化で、多分他のスズ菌バイクからの移植で行けるかと。ANDFは最低キャンセルかフォークを他車流用で。R1100の倒立が入ってるのもいました。アンダーのカウルは撤去で、マフラーはKERKERのスリップオンとかフルエキがある模様、1100刀用のヨシムラフルエキも行けそうな感じ(多分)。あるいはカウルをレスしても良い感じになります。

カウル付きならこんな感じ、これはかなりまとまっていてカッコ良いな。カウル装着もアリだなと思わせてくれる一台。

カウルレス、これはこれでまたカッコ良さがある。

単色の艶消しかな?、どこかマッドマックス感があって良い感じ。

カウルレス、やはり丸目は生かす方向で、ちょっとザリとかその系統な感じになりますね。
とりあえず入手したならば、なんらかの形でイジると思います。私ならカウルは装着したいです。
余談ですが、このバイク馬力の表記にかなりバラつきがありまして。初期114馬力後期122馬力が基本的な表記ですが、メディアによっては発売当初114馬力、翌年から124馬力だったり、114馬力は最初から存在していないという説もあったり・・・どれが正しいんだよ?。スズ菌サイドも輸出用でしたから~と正確な数値は言及無し。
多分、最初は114馬力だったんだと思う。しかし1100刀から約原チャリ1台分排気量を上げて、なんで3馬力しか馬力が上がんないのよ?→ちょっとイジってみるか→なんか馬力出ちゃったw(124馬力へ)、こうだったんじゃないかな~と、その方が【変態】スズ菌らしいと思うw。
もしくは最初から124馬力だったんだけど誤植コイタか、これもスズ菌ならやりかねんw。
結局答えはわからず、真実は浜松の資料の中ですな。
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Posted at
2024/07/12 17:09:15