バイク黄金時代の1980年代、レーサーレプリカ百花繚乱の時代・・・だけではなかったのです。
実は、この時代にはスーパーシングルも百花繚乱だったのです。
今回はカワサキから。
【Kawasaki CS250】
「カワサキ CS250」です。

1985年デビュー、この頃は2サイクル250レプリカが全盛期でしたが、結構、各社とも4サイクルシングルスポーツも出していたんですよ。以前紹介したヤマハのSRX250とか他にも色々。
このカワサキCSもそんなシングルスポーツのひとつです。
まずはスペックを。
水冷単気筒4サイクルDOHC4バルブ、排気量249cc、馬力は34馬力です。
34馬力って、え~、これ、本当にシングルですか?。
因みにホンダGB250クラブマンが30馬力、ヤマハのオフロードのR1(ヨーグルトではない)ことWR250Rでも31馬力ですが。
もう一度、これ、市販シングルですよねカワサキさん?。
う~ん、正に「新・感・覚」w。
更にその乾燥重量は118kgですよと、ただし、正直高回転型のシングルなので、鼓動感とか豊かなトルクとか・・・ありませんから!!w。

ところで何?、この英字新聞みたいなカタログは?。この感じは、なんか同じ匂いがする、あれと同じ甘~く香ばしく焼けている匂いがするぞ。

ああ~これかぁ~w。
そうです、このCSも「カワサキイズムをかなぐり捨てて」、「シティ派を気取って」失敗しちゃったクチのバイクなんですよ。
そもそも、CSとは「カジュアルスポーツ」の略ですからね、ええ、「カジュアル」なんですよ【歴代250の市販単気筒車の最高出力】でもね。それでも「カジュアル」なんです、あくまでw。
まあ、何でも一番じゃなきゃの「カワサキイズム」がまた(変な部分で)発動してしまったわけですね。

うん、低速がスカスカなシングル、確かに新しいシングル体験だねw。
しかし、バイクはブン回してナンボ、そんな貴兄にはオススメですよこれ。車体も軽いし、実際在庫処分的にこのバイクはプレス便ライダーに使われたそうです。
尚、このバイクの前身は

Z250FSで、こちらも単気筒でした、このバイクの存在をご存知でしたか?、2気筒の250FTは有名ですけどね。400FXにそっくりですから中古がまたバンボーオヤヂ共の手で暴騰していますけどね。
と、いうわけで、このCSも

と、同じく不人気車でありましたw。
カワサキの目論みは、女性、初心者に向けた入門用「カジュアルスポーツ?」だったのですが、じゃあ何で高回転型なの?、250単気筒最高出力なの?

いや、本当、なんでなのカワサキさん?。
さて、中古ですが・・・2台発見。走行6000kmの極上、25万円・・・案外強気ですな悪くないけど。
もう1台は「3万円」(゜ロ゜)。
オンボロの部品取り車でしたけどね。
このままで乗るには抵抗がある、なるほど。
では、私からひとつご提案を。
これ、カワサキのレーサーであるKR250ですけど、このスタイルでシングルレーサー風にイジるとなかなかカッコ良くなりますよ。個人のなので画像は止めますがこれに似た感じでイジったCSは、かなりいい感じでした。
私なら更にロケットカウルかな。
カワサキがカジュアルを目指したら、「カワサキイズム」発動で見た目よりもガチなスポーツバイクになってしまったバイク、それがこのCSかと。
Posted at 2016/11/30 23:10:16 | |
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