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マヨイガのブログ一覧

2020年12月06日 イイね!

好きな車(* ´ ▽ ` *)


最近国産の小さな車が多かったので、今回はかなり高級&高額な車をイタリィから。
アルファロメオのSpeciale(スペチアーレ、特別、スペシャル)な車ですよ。

【ALFA ROMEO 8C Competizione(Spider)】
「アルファロメオ 8C コンペティツィオーネ(スパイダー)」です。

この車、2007年のデビューですが、まずは時を遡って1996年




源流を辿るとこちらのヌヴォラ(Nuvola)コンセプトに行きつきます。
排気量2.5リッターのV型6気筒ツインターボエンジンをフロントミッドで搭載し、最高出力296馬力とかなりの実力、そしてこのヌメヌメとした質感のボディ、材質はなんとポリエステルです(つまりポリ容器みたいな物)。しかし、そのおかげかバンパー周りに継ぎ目がほとんど無いという(ほとんど一体整形だそうで)。
ただ、残念ながら市販にはイタリアせんいや至りませんでしたが。
このコンセプトカーが言わば原点なんだそうです。

そして、2007年に


「世界限定500台」のスペチアーレな車として、8Cは生まれました。

スペチアーレ!いやスペック!
水冷V型8気筒DOHC32バルブ、排気量4691cc、最高出力450馬力です。


エンジンルーム、ご覧の通りV型エンジンの利点を生かして・・・V型の利点って何?。
V型エンジンはマルチシリンダーエンジンの全長を短くできるのがメリットです、それを生かした理想的なフロントミッドシップを実現しています。エンジン本体がかなり運転席側にあるのが見てとれるかと。
トランスアクスル(ギアボックスは後輪側にあります)の採用やオイル潤滑のドライサンプ化でエンジンの高さも低くなっており、フロントミッド配置に大きく貢献しています。
その音はまさに快音だそうで、エンジンを始動すると大排気量NAエンジンらしい弾けるような音に包まれる・・・これぞアルファロメオの真骨頂ですね、駆動形式はFRになります。
エンジンの形式的にはほぼ同時期の


マセラティ(発音的にはマゼラーティが正しいとか?) グラントゥーリズモと共通なんだそうですが、というかこの2台は兄弟車の関係になります、ただし、こちらのエンジンのオイル潤滑は通常のウェットサンプなのが違いです。
このドライサンプとトランスアクスルのおかげで、前後重量配分は大排気量NAであるにもかかわらず前49:後51と理想的な配分を達成、V8の4.7リッターをフロントに押し込んでいるのに前の方が軽いんかい!。


コックピット、センターコンソールにチェンジレバー類はなく、走行モード切り替え操作等のスイッチがあります、ギアチェンジはパドルシフトで切り替えです。
シフト自体をお任せすることも可能で、機構的にはクラッチを電子制御する2ペダルMTの分類になります。一応6速ATということになりますね。


2シータークーペのスタイルですから、運転席の後ろにはそこそこの容量のラゲッジルームがあり、オプションで画像の本革のスケドーニ製ラゲッジバッグ(カバーかな?)を選択できたそうです。ラゲッジが小さい?、えっ?、あなたはこれに無粋なゴルフバックなんかを積みたいのですか?、私なら拒否しますな!w。


後ろ側、上記のヌヴォラの質感が受け継がれているのがわかりますね、全体的には丸くて、それでいて流れるようなスタイルが今日も美しい・・・きっと明日も美しいぞ!(冗談ですっ!w)。
このスタイル自体は後に前後をぎゅっと縮められて、アルファロメオのエントリーモデルであったMiToが受け継いだわけですが(紹介済)。
尚、アンダーパネルはスチールですが、ボディパネルにはカーボンがふんだんに使用されています。

生産台数は上記の通り世界限定で500台、そのうち日本には70台(67台という話も)が割り当てられましたが、予約開始と同時にあっという間に完売したそうです。
いや、あのぅ・・・当時の販売価格は「2259万円」だったんですけど・・・ねw。
日本での正式発表会の時には既に「完売」していたという・・・なんだよそれw。


2009年に追加モデルとして8Cスパイダー(オープンモデル)も追加、こちらも日本への割り当ては70台ぐらいだったそうですが・・・こちらも予約開始と同時に即完売、いやはや、世の中にはお金持ちが沢山いるんですね、お願い少し分けてw。

と、いうわけで日本に存在する台数はスパイダーも合わせるとたったの140台ほど、恐らくはケンメリGT-Rよりも数が少ないと思われる希少なアルファロメオであります。
もしも見かけたら?、そんなあなたは一生分の運を使い果たして・・・(冗談ですっ!w)、私?、見たことすらありませんw!。

さて、中古市場なんですが。

通常の8Cが3台ほど売りに出されていましたが、一番安価な物でも3150万円、上は「応談」(ASK)でした、既にしっかりプラス1000万円程のプレミアがついていますね。
大排気量NAスポーツは今後全世界的にも絶滅危惧種ですから(上記のマセラティですら止めましたし)、今後まだまだ上がり続けるのかなと思われます。
むしろプレミアがプラス1000万円で済んでいる今が買いなのかも?ですよw。一連のGT-Rなどの国産スポーツ車の中古市場価格を見ていると、そうとも言えるのかも?。





アルファロメオはフェラーリ、マセラティを超えてはいけないという不文律を超えて(昔はフェラーリやマセラティも同じフィアットグループでしたからね)、高級かつ上質な2シータークーペとして生を受け、その走りやスタイルはまさに「本物」、今後生まれることはないであろう大排気量NAスポーツという走る宝石、それがアルファロメオ 8C コンペティツィオーネ(スパイダー)です。

所有・・・逆立ちしても無理だなww。
もしも、できたなら雨の日は乗らない、専用のガレージに格納が正しい姿ですかね。
いっそ「アルファ神」として神社を建立しますかね、京都の神社仏閣の如く拝観料を取るぞ!w。

まずは一度お目にかかりたい、出来れば助手席で良いので乗ってみたい車です、マセラティ グラントゥーリズモは札幌圏にて2回ほど遭遇しましたけど。
Posted at 2020/12/06 11:33:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 好きな車 | クルマ

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「「スズキ株式会社は、スズキを代表するスーパースポーツバイクGSX-R1000、GSX-R1000Rのエンジン、電子制御システムを大幅に改良し発表しました」、今年はGSX-Rの40周年で特設サイトが開かれていたりしますが、米国や欧州で改良型を出すんだ。日本では売らないようですが。」
何シテル?   07/31 20:47
マヨイガです。現在北海道在住、出身(実家)は福岡だったりします。 怖がる事はない。恥ずかしがる事はない。オヂサンと一緒にアブナい世界に行こうね…(嘘です嘘) 追...
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