今回はフォード、フォードと言えばアメ車・・・じゃないんだなこれが、所謂「欧州フォード」からです。
ヨーロッパのフォードの拠点はドイツにあったりするのでドイツ車?、でも開発拠点はイギリスにあったり、オーストラリアには「ティック フォード」もありますし・・・そう、グローバルな会社なのです。
でも、2016年の1月にフォードは日本からは撤退しちゃいましたけどね、旭川にあったフォードディーラーも通りがかったらもう廃墟になっていました、好きな車でもあるフィエスタが!!、フォーカスが!!、とても残念です(T^T)。
気を取り直して、今回はその欧州フォードからコンパクトで可愛いんだけど実は・・・な一台を。
【Ford Ka】
「フォード Ka」です。
Ka(発音的には「カー➡」ではなく「カ⬆ァ⬇」ですよ、カラスの鳴き声のような発音です)とはどんなのでしたっけ?となっているかと。

これですよ、覚えていますか?、1996年のデビューです。
では、スペックを。
水冷直列4気筒OHV、排気量1293cc、最高出力は60馬力です。
まあ、スペック的には目を見はるようなモノは無いのですが、実は!!このエンジン(エンデューラEエンジンという名前です)はあの

イギリスのライトウエイトスポーツを支えた名機、「ケントユニット」の改良型なのです。
ミニ(オリジナル)やケータハムやコーティナなど他にも色々な英国小型車の心臓でした。
その名機の直系の子孫をKaは搭載しています、だからOHVなのです。しかし、改良されすぎていて、ケントユニットとは最早別物だそうです。
馬力は60psですが、その乾燥重量は940kgとなかなかの軽量ですよ。更に5速MTのトランスミッション、そう、見た目とは裏腹に結構スポーティなコンパクトKa~なのです。
1999年から日本国内でも正規販売され、日本の気候に合わせてエアコンを強化するためにフロントバンパーを拡大したり、サンルーフを装備したりで実は日本仕様が一番ゴージャスだったのです、車両本体価格は150万円でした。
国産コンパクトと大差が無い価格でお求めやすい、可愛い、さぞかし売れたのか?、いえ・・・・まず5MTしか設定がない、5MTなのにタコメーターが装備されていない(オプション扱いでした)、黒い樹脂製バンパーが商用車みたいで安っぽいなどなど、5MTのみだったので、TVCMでは「乗れたらエライ」とか言っていましたけどね、でも本当は自虐だったのかも?。日本では2年間、2001年までの正規販売でした。
翌2002年にSOHCの新型エンジン(デュラックエンジン)を搭載、更に1600ccの高性能版も追加、「スポーツKa」(これはギャグで言っているのか?)やオープントップの「ストリートKa」なども追加。

これがSports Ka

こちらがStreet Kaです。
いや、日本でももう一年粘ってくれていれば・・・スポーツKa良いなぁ、ニュービートルじゃなくてこちらを買っていたかも(Kaも当時一応候補でした)。
日本では短命でしたが、海外では2008年まで生産販売されていました。並行輸入車も少しは入っていたようですが。
そして、実は欧州では2代目も居たんです。

これが2代目フォードKaです、日本には未導入、フィアット500とプラットフォームを共用する兄弟車でした。SOHCで排気量1200cc、69馬力でした。
更に実は・・・(しつこい?)「Ka+」(プラス)という「現行型」もあるんですよ、そう、3代目もあるんです。

これが現行のKa+(プラス)、確かにライトやグリルが現行フォーカスやフィエスタと同じですね。
もう、日本に正規で入って来ることはありませんが(T_T)。
さて、中古市場(初代の正規輸入車で)
下は30万円あたり(走行7万キロほど)、上で60万円あたり(走行3万キロほど)、お買い得です!!、ただし、正規ディーラー亡き今、整備が出来る整備工場を押さえておく必要がありますが。

インパネ回り、なかなか独創的な形をしています。
普段の足としても、イジって楽しむのもアリなコンパクト、それがフォードKaです。
何?、こんなのイジってもガサい(北海道弁でカッコ悪いの意)だけだべやだと?。

どーよ?

どーよ!

ほれほれどーよ?
欧州ではKa改が結構居ましてね、なかなかでしょ?。
人と違ったコンパクトに乗りたいならどうですか?。
私ならスポーツの並行輸入車を手に入れて、画像の黒いのみたいにしたい所です。
元々がタイヤが外側に張り出したデザインなので、イジると結構かっこ良いんですよ。
Posted at 2017/10/22 00:42:04 | |
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