
まだクルマなんぞに興味を持つ前のこと。
Nジャン、なんと幼稚園(!)に通っていたときのお話。
通園は、園児達数人と先生の徒歩通園。
途中、園児のひとりと家の前で合流するのだが、そのとき、この隣の家に妙なクルマがあったのを記憶している。
「変わったクルマ…何だか顔が怖いよ。」
そうは思ってもクルマになんぞ興味ないからどうでもよかった。しかし、普段見向きもしないクルマなのにこのクルマだけは気になっていた。
ただ、当時、フロントグリルの無い顔なんて珍しかった。
それは、
日野コンテッサ1300だった。
まぁ、その名を知ったのは随分後になってからだけど…
今は、バスやトラックで有名な日野も、かつては乗用車を手がけていた。
面白いもので、今では日産と深い仲にあるルノーと提携していた時代もあり、日野ルノーというノックダウン生産もしていたこともあった。
そんな日野が、ミケロッティデザインのセダン&クーペのコンテッサ1300をリリースしたのは1964年。
なんとRRレイアウトだ。
リアエンジンなのでフロントグリルは必要ないワケ。
やがてNジャンが小学校に入り、ある日、本屋で立ち読みしていた(笑)。
雑誌でコンテッサを知った。
「へぇ。。。日野もクルマ(乗用車)やってたんだ。」
時は流れ、コンテッサを全く見かけなくなった。
20歳の頃。
友人が新車を購入したので少しドライブに行ったある日のこと。
山梨の下部温泉郷の駐車場で、このコンテッサの集まりに遭遇した。
どうやらクラブのツーリングのようだ。
しかしオーナーさん達は宿にいるようで、コンテッサ達だけが駐車場に。
懐かしい思いと同時にコンテッサを見させてもらった。
「あの時(幼稚園時代)、怖いと思っていたけれど、今見れば、凄いデザインだな…」
今でもコンテッサに再会できる日を楽しみにしている。
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記憶のクルマ達 | 日記
Posted at
2008/09/07 23:34:00