スカＧ伝説　その15

～ＳＫＹＬＩＮＥ　ＪＡＰＡＮ～

愛のスカイラインのコンセプトはそのままに日本の風土を歌ったＣＭキャッチフレーズ「スカイライン　ジャパン」の愛称Ｃ２１０系。オイルショックの影響で、その活路をスポーツとラグジュアリーの両方向へのアプローチ。
名称を２０００ではＧＴＥシリーズと一新。
そして１８００、１６００の下級モデルにＴＩシリーズ（ツーリング　インターナショナル）グレードを新設した。
サルーンの色が強くなったこのクルマに「これって　スカイラインか？」の声もあった。

「ＧＴ－Ｒは存在するのか？」の声もあったが、どう考えたってＧＴ－Ｒになりうる要素が全く無かった。当然このモデルにＧＴ－Ｒは存在しない。

このような声に日産自動車は危惧をしていたらしく、限定車「ブラッキー」「シティ　ボーイ」などを販売。
しかし装備に工夫を凝らしたところで変化は見られなかった。

電子制御されたＬ型とて性能を若干上げたがパフォーマンス不足を隠しきれなかった。

トヨタ自動車にはツインカムＤＯＨＣエンジンがあり、高性能をアピールするのだがコレがハンパでは無かった。
セリカの広告にこのような歌い文句があった。

「名ばかりのＧＴ達は道を空ける」

この広告に日産関係者もファンも絶句した。