本当にこんなご時勢だからという理由だけなんだろうか？

電気産業の赤字や人員削減のニュースを見ていた。
マスコミは今まで自動車産業ばかりクローズアップされていたけれど、それ以上に電気産業は厳しそうだ。
といっても自動車産業だって危機には違いない。

どこへ行っても耳にするのは「不景気」の話題。
家族の時間が増えたことは喜びであってイイと思うが、ＴＶや新聞、ネットのニュースが水を刺す。
オイラだって見えない明日、上司に肩を叩かれないかと不安を抱えている。

「とてもクルマなんて買えないネ。」
そんな言葉を職場の先輩から聞いた。
「ま…イイけどさ。『コレ欲しい』ってのがあるワケじゃないし。」とも言っていた。

「やっぱりそう思う？実はオレもなんだ。」
「オレも。」

共感する者が四人もいた。
もしかしたらもっと増えてくるかもしれない。

そう、『コレ欲しい』と思わせるクルマが無いということは大事件じゃないだろうか？

事実、身の周りでは一人や二人じゃなかったのだから…

高いとか安いとかってレベルじゃない。
「イイと思わせるモノがない。」のである。
「結局、どれもこれも一緒じゃんか。」とまで…

そりゃ、庶民である我々の手が出ないようなスーパーマシンなら話は別だけどさ。