
~藤枝大祭とオレと…~
1998年。
話は反れるが、藤枝大祭だ。
オレはある日、家の近所にあるスナックへ友人と行った。
水割りを飲んでいると後ろからオレを呼ぶ声がする。
久しぶりにあった中学時代の吹奏楽部の先輩だった。
「忙しくてな。今年大祭りだろ?」
「今年、大祭りかぁ。オレ出てもいいかな?」
「もちろんだよ。」
子供の頃から見ていた3年に一度の藤枝大祭。
そのアツさは知っていた。
http://www.fujiedataisai.jp/index.html
残念なことにウチは対象地区ではないので山車がない。
隣地区にはあるので応援参加となった。
初めて参加する藤枝大祭。
地踊りの練習したり山車の準備をしたり楽しかった。
祭り当日、今は亡き祖母に朝、「行ってくる。」と声をかけた。
既に介護老人になった祖母。何も言えないってわかっていたけれど。
亡くなった祖父にも線香をあげた。
「オレ、やってくる。Nジャン家、唯一大祭に出た男として。」
この時、もう時効だから暴露するけど、「いいな」という女のコが居たんだ。
それもあったけど、あの藤枝大祭に参加できたことがどこか誇らしかった。
オレはアツくなりたかったんだろうね。
役は梃子。要は舵取り。
男達の集まりだし、何より祭りなので荒っぽい性格が勢ぞろい。
しかし、「負けねぇよ。オレは。」という気合とはウラハラに空回りしている自分が情けない。
「何なんだ…オレは。」
やれやれやれよ~
もっとひけやれよ~
祭りだ祭りだワッショイワッショイ
跳ねろよ跳ねろワッショイワッショイ
街を練り歩く。
藤枝大祭十八番は藤枝5丁目交差点。
地踊りコンテストと山車引き回しのパフォーマンス。
テンション上がる自分だが、やはり空回りだ。
大祭が終わって打ち上げ会。
どうやら何も出来ずに恋は終わったと思った(笑)。
「思い過ごしか… バカだぜオレ。」
飲んでいると歳上の女性と歳下の女性がお酌に回ってきた。
オレはヨッパになるとケータイアドレスを交換するらしい。
「コレ、誰だっけ?」と、かけたことのない電話番号が並ぶことになるけれどネ(笑)。
その歳下の女性が我が家の女房殿だ(笑)。
後日、その歳下の女性から電話がかかってきた。
「誰?おめ~。」
「・・・・・。」
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日産応援団 Nジャン | 日記
Posted at
2009/05/15 23:30:44