幻の名車達

クルマには「幻の名車」と呼ばれるクルマが存在する。

基本的には「見たことがないクルマ」「滅多に見ることができない」と思うことに始まる。
生産台数が極少だとか、ワケあって生産が少量で打ち切られたとか、販売されることなく消えたとか、そういうの。

例えば、ランボルギーニ・イオタ。

1台だけ製造した実験車両だ。
車体は事故で破損してしまった。
ボク等が子供の頃見たイオタは殆どが「ミウラ」ベースのレプリカ。
ホンモノはポスターでしか見たことがない。

フェラーリ250GTO。

３９台の生産数という噂。
当時のGTレースにエントリーする為に登場した。
今でいうホモロゲモデル。
マツダコレクション（フェラーリ美術館※）が展示していた。
※現在閉館

ヤマハ　Ａ５５０Ｘ。

かつてヤマハと日産が共同開発を進めていたという噂のクルマ。
ところが計画は白紙になりこのクルマが市販されることはなかったらしい。
ヤマハはその後、トヨタとあの2000GTを開発し販売することになった。
その2000GTも幻の名車と呼ばれていた。

もちろん、もっとたくさんの「幻の名車」と呼ばれたクルマがある。
そういうクルマの事、知りたくなった。
だから最近は、このテの書を読むのが好きだ。

宝探しのような気がして…

☆画像提供：フォトヤマさん