2006年04月08日
日産応援団K団長とN-JUNKIE その5
~日産の敗北だけど大事なことを教わった~
ルマン決勝。
スタート数時間後、観客が捌けて行くと空いたスペースに日産応援団が陣取る。
旗を振るのは日産車が登場したときである。
時折、K団長が声を上げる。
GO!GO!NISSAN!
ガンバレ!NISSAN!
オレは恥ずかしくてできなかった。
真夜中、酔っ払いが絡んできた。
K団長さんの奥さんに抱きつくこともあった。
団長の奥さんは全く相手にしていない。
放って置いたら向こうが離れていった。
凄いのは団長さんだけじゃなかった。
泥酔した酔っ払いの女性が日産応援団に乱入。
添乗員さんは鼻を摘んだアクションで追い払った。
常連女性陣も一時も離れることなく旗を振りつづけた。
ホイッスルを鳴らしつづけた。
この姿にオレは奮い立った。
日産応援団、最高じゃないか!!!!
しかし真夜中。R391はリタイヤしてしまった。
翌日・・・・
最後のクラージュ・ニッサンC52。
マシントラブルにより数十分ピットストップ。
ピット作業中、日産応援団はずっと日産コールをしていた。
K団長の声はガラガラになった・・・・・。
実は誰にも言っていないが、オレはこのとき涙が溢れていた。
優勝するにはかなり厳しい状況。
なのに応援を続ける姿勢。
もちろん結果が全ての面もあるかもしれない。
だけどそれより大事なことを教わった。
レース終了。
団長は笑顔だった。しかし・・・・・
帰りの飛行機。日産勢の敗北の悔しさにK団長、なかなか寝付かなかったと後から聞いた。
オレは思った。
「凄い人物に出会った。もっと一緒に過ごしたい。」
だがこのとき、ルマンでしか登場しない日産応援団を思うと、あのルマンツアーがNジャンの日産応援団は最初で最後かもしれないと思っていた。
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Posted at
2006/04/08 21:34:40
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