日産応援団Ｋ団長とＮ－ＪＵＮＫＩＥ その22

～王者復活～

０３年、ＪＧＴＣ第４戦「Ｍａｌａｙｓｉａｎ ＪＧＴＣ ＩＮ Ｆｕｊｉ Ｓｐｅｅｄｗａｙ」。

本来マレーシアセパンサーキットで行われるはずのレースはＳＡＲＳの影響で富士スピードウェイに切り替えられた。
更に２ヒートレースに置き換えられた。

雨天により若干のないよう変更があった。
土砂降りだった雨はレースになると小康状態になった。
濡れていた日産応援旗はアッという間に軽くなった。
新兵器の応援旗だった。

団長をはじめ応援団のみなさんはＴシャツ一丁になった。
雨具を着ていたオレは迷わず脱いだ。

１ヒート目。天気が一気にドライに向かっていた。
ａｕ、ＷＯＯＤＯＮＥスープラ同士が先頭バトルを展開。
しかしカルソニックスカイラインの井出有治選手がスパート。なんと一気にトップを快走。
久しぶりに見た青い稲妻にＮジャンは大興奮。
星野さんが乗り移ったかのように見えた。
なんとそれだけでは終らなかった。
スカイラインＧＴ－Ｒは１－２－３体制だった。
しかし・・・・
ドライに変わっていた天気にサードスープラが迫る。
周回遅れをパスしたかったがひっかかってサードにファイナルラップ、パスされてそのままゴール。
それでもカルソニック優勝に応援団は喜んでいた・・・が。
Ｋ団長さんはこう言った。
「今の結果は納得ができません。次のレースでは思いっきり応援しましょう！」

２ヒート目。いきなりサードにパスされるカルソニックスカイライン。
トレルイエ選手の頑張りに期待したかったのだが他車のクラッシュもあってペースカーラン。
しかし再スタート後、トレルイエ選手、ライアン選手はパス。
ＧＴ－Ｒ同士のバトルになった。
そして１－２でゴール。

湧き上がる日産応援団。
Ｎジャンは久しぶりに見る青い稲妻に大興奮していた。
やはり星野ファンなのである。