
我が国でもモータースポーツが存在するのは嬉しい事。
だが残念なことに波がある。
ハブリのイイ時はイケイケでやっているし、ワルイ時は苦しくなっちゃう。
例えば高度経済成長の時、バブルの時。イケイケでやっていた。
各地にサーキットが出来た。
石油ショックの時、バブルが弾けた時。そして最近の世界金融危機。
利益を海外販売に頼るメーカーさんも運営が厳しくなるんだろう。
高度経済成長の頃、日本グランプリが行われた。
トヨタ・ニッサンのワークスがポルシェ、フェラーリ、ローラと戦う。
あの富士スピードウェイの観客は10万人を越えたという。
この前のGTの倍の集客だ。
モンスターマシンも人気ならツーリングカーレースも人気だった。
スカイラインGT-RがセリカGTがサバンナGTが観客を沸かせた。
天才と言われた「高橋国光」。
「黒澤元治」「片山義美」「館信秀」。
「北野元」「砂子義一」。
映画にも出演した「見崎清」。
そして残念なことに命を落とした有望ドライバーも少なくない。
「浮谷東次郎」が伝説となった。アクシデントに巻き込まれた浮谷がピットアウト後、ゴボウ抜きを見せて優勝したレースはまさに伝説だ。
「生沢徹」「高橋国光」「津々見友彦」「福澤幸雄」などが良きライバルであり親しき友人だったという。
「長谷見昌弘」「星野一義」「寺田陽次郎」「関谷正徳」など次世代レーサーが登場してくる。
「土屋圭市」の登場は若者を熱狂させた。
「中嶋悟」「鈴木亜久里」「片山右京」は遂に日本人としてF-1へ行った。
トヨタは地道にモータースポーツ活動をしていた。
国内外のレースは積極的。
サファリもモンテカルロもルマンもやった。
そしてWRCにも。
意外に知られていないのがマカオGPギアレース。
セリカ(ダルマ)が優勝しているんだよ。
そしてF-1だ。
日産は結構ハデに結果を残す。
ちゃんと勝利でね。
ただ、世界選手権では明暗分かれる内容が多いと思ったな。
日産には「Z」「GT-R」の二大カンバンがあるのは心強いよね。
ホンダは面白い会社だ。
誰もやらなかったF-1に目をつけていたんだから。
宗一郎サンは、本当に競うのが好きな人だったね。
マツダはロータリーに賭けていた。
長年チャレンジしてきたルマンに勝利したのは国産メーカーはマツダの他にない。
誰も注目していなかった(ファンや関係者以外)マツダがサルテサーキットを沸かせた。
メルセデスを抜き去った瞬間、グランドスタンドが大騒ぎになっていた。
三菱は昔からラリーが得意だった。
4WD時代じゃなくてもランサーがサファリを制していた。
そして一躍有名になったのはパジェロのパリダカの常勝だった。
富士重工は水平対抗エンジン+4WDの強力な個性にレーシングプロダクション「プロドライブ」が着目。
遂にWRCで世界を制した。
「二流メーカー」と言われたレッテルを跳ね除け「プレミアムメーカー」に伸し上った。
市販車も売り上げ好調。よそのメーカーは富士重工には叶わなかった。
歴史を調べていくと興味深いし、面白い。
オレが子供の頃にハマったのは、そこだった。
もっともっと話したいけどキリが無いからこの辺で…
ただ、言いたい事がある。
「ムダ知識」と言われるかもしれない。
「トリビアの泉」だな。
でも誰も全てを教えてくれるワケじゃない。
自分で調べるのが大事。
勉強だってそうだろ?
オレは勉強嫌いだったけどね(笑)。
Nジャン。
※画像提供:フォトヤマさん
ブログ一覧 |
モータースポーツ | 日記
Posted at
2010/05/09 17:41:28