ＪＲ福知山線事故について５

レスキュー、捜索活動が終った。
救出隊は三日三晩、寝ずの作業をしてくれたのである。
例え仕事とは言え、頭が下がる思いである。

被害者は遺族や被害者族ばかりではない。足止めを喰らい他の交通機関を余儀なくされた利用客、マンションの住民と何千万人に影響が出ているのだ。

福知山線は昔はローカル線で利用客が今より少なかった。ＳＬ牽引列車やディーゼル車両で運行を行っていたらしい。
この福知山線が注目されたのは阪神淡路大震災の時、他の路線より逸早く復旧したのである。そこで土地開発が進んできたというワケらしい。
ＪＲだけでなく福知山線を豊かにした我々国民にも責任がないワケでもない。

ニュースを見ていると「まだ～するところだった」「妹思いの～」「一家の～」という言葉を聞く。鉄道にはそういった人間模様があるんだなと改めて思った。

今ＧＷを迎え、各鉄道輸送も大忙しらしい。しかしこの事故をきっかけに鉄道運転手全員プレッシャーとなっているのである。

無事故であること。何も無いと言う事が一番であることを改めて思う。