Ｎジャンの赤き魂　＃１７　～衝撃的な２台～

平成元年。
日産はＲＢ２０型エンジンを洗練した。
Ｒ３２スカイラインがデビューした。
驚くことに遅れてＧＴ－Ｒが登場することも告げていた。

あのＧＴ－Ｒが復活する。
これを喜ばずにいられるワケがなかった。

初夏。国産車最大出力（当時）２８０ｐｓを誇るＺ３２フェアレディＺが登場。
国産車初の１６インチ５０タイヤ、Ｖ６ツインターボ。
そしてＺ、新開発の前後マルチリンクサスペンション。
あまりのカッコよさに言葉を失った。
Ｚ３２の衝撃は子供の頃見たＳ３０Ｚ以来だった。

そして夏・・・・。
２台目の２８０ｐｓ、スカイラインＧＴ－Ｒが１７年の時を経て遂に復活する。

この喜びは言葉にできるはずがない。
新開発、ＧＴ－Ｒの為に開発されたＲＢ２６ＤＥＴＴ、そしてマルチリンク、一番驚いたのはトルクスプリット４ＷＤシステムＡＴＴＥＳＡ－ＥＴＳだった。

ＧＴ－Ｒが帰ってきた！！！
オーナーでなくてもファンは嬉しいに決まっているじゃないか！！

そして・・・・Ｇｒ.ＡホモロゲモデルＧＴ－Ｒ・ＮＩＳＭＯが登場。
日産のターゲットはモータースポーツにあることを証明していた。

ＧＴ－Ｒがサーキットに帰ってくるぞ！！！！

Ｎジャンは夢中だった。