
~ニスモフェスティバル~
2002年12月1日。朝から富士スピードウェイは雨が降っていた。
雨の為、身動きが億劫になったN-JUNKIE一家。
しかし、雨なら雨で嬉しいことがあった。雨になっても速い男がいた。
星野一義(敬称略)である。
この日、星野の引退セレモニーが開催される。
一目星野を見ようと全国からファンが集まった。
次々とマシンがコースに入る。
日産チェリーが星野の手でドライブされていた。
それから例のF3000が走った。N-JUNKIEはワクワクしながら星野の走りを見ていた。
途中、CLUB LE MANS会員専用テントでは安達二郎氏もセレモニーを行った。
安達さんは簡単な挨拶をすると「星野を見ましょう。」と言ってマイクを置いた。期待していたファンはドテっ。
「星野を見てください。最終コーナーを全開で上がってくるこの富士スピードウェイも見納めです。」
次々と、かつて操ったマシンに乗り込む星野一義。
応援団長Kさんが星野コールをするとスタンドから星野コールが起きた。
日産チェリー、シルビアスーパーシルエット、R32GT-R、R34GT-R、R91CP、R390GT-1。
最後に挨拶をする星野一義。
涙で声にならなかった日本一速い男。
子供から憧れつづけた星野一義、青いスカイラインGT-R、工事が決まった富士スピードウェイ、お世話になった安達二郎氏。
それぞれがN-JUNKIEの中で複雑に絡んだ。
N-JUNKIEに一滴の涙が頬をつたった。
N-JUNKIE女房Yは、何も言わなかった。
星野さん、安達さん、富士スピードウェイ。ありがとう。
ブログ一覧 |
N-JUNKIEのクルマ好き物語 | 日記
Posted at
2005/06/08 00:36:08