
~あとがきとして~
子供の頃、スカGを知って早30年。
GT-Rという夢が叶って12年。
思えばスカイラインというクルマを思わなかった日は社会に出てただの一回も無かったかもしれない。
クルマなんて金出せばなんでもできると思うが金出さなければ知ることの出来ないこともある。
クルマはオーナーにしてもレーシングドライバーにしても自分ひとりじゃ何もできない。
GT-Rが「カッコイイ」とか「乗ってみたい」とか「すごいから」という理由のオーナーはすぐに手放す。
惚れこまなければやっていけないクルマだと知った。
スカイラインGT-R。走りは世界で指折りのクルマだろう。更に歴史や伝統は目を見張るものがある。国産車でこれに相当するのはマツダ・ロータリーくらいなモノだろう。
しかし世界的に見て、ポルシェ、フェラーリの比ではない。彼らの文化や歴史、伝統にはキャラクターとして足元にも及ばないだろう。
だけどオレはスカイラインGT-Rだと信じた。
クルマで死にそこなった事もあったし、金に狂った事もある。親と喧嘩もしたし、故障で手を焼く事もあった。
それでもクルマが好きである。
オレに吹っかけるヤツはいくらでもいる。
相手にする事自体ナンセンスだと思った。
日産のレーシングドライバーに会話を交わすなんてことは夢にも思わなかった。
スカイラインばかりがクルマじゃない。他のクルマだって好きなのだ。
夢に描くのは簡単だった。
購入は難しかった。
購入しても維持は難しかった。
運転技術にセンスは無かった。
先にも書いたように、「何故、自動車の職業につかないのか?」と聞かれれば「知りすぎて嫌いになりたくないから。」と答える。
自分のテーマにこんなものがある。
「わかるヤツにはわかる。それで十分じゃないか。」
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N-JUNKIEのクルマ好き物語 | 日記
Posted at
2005/06/09 00:29:16