トミカの思い出

※ この記事は、「トミカの思い出」ありますか？について書いています。

時は７０年代前半。
クルマに興味を持ち始めると手元にあった玩具としてのミニカーが気になったのは当然。
百科事典に載っていない車種もあって、ミニカーのシャーシに刻印してあった車名を覚えた。
セリカ、サニー、カローラ、クラウン…

スカイラインが気にならないワケがない。
偶然にも持っていたのだ。

※写真は復刻版。GT-Rを踏まえてオーバーフェンダー、リアスポイラーが表現されている。
オリジナルの初期はブルー、後期はグリーン。
オーバーフェンダーとリアスポイラーは無し。
牽引フック付きだった。

一番の宝物だった。

自分の持つミニカーの中で先端が下がった前の長いクルマを発見。
親父が言った。
「お。フェアレディＺだ。日産のスポーツカーで２人しか乗れない（当時２ｂｙ２発売前）ヤツだ。スカイラインより高い（当時価格）んだぞ。」

そのインパクトは凄いやら何やらで日産を意識し始めたのであった。

学校に行って同級生に家のクルマを聞いてみた。
カローラ、サニーが圧倒的に多かった。
我が家はカペラ。
しかしツワモノが居て家のクルマはトラックと答えたヤツが居た。

そんな中、初めて恋した女の子が話を聞いていたらしくこう言った。
「ウチのはブルーバード。日産だって言っていたよ。」

スカイライン…
フェアレディＺ…
ブルーバード…

これがトドメでＧＯ！ＧＯ！ＮＩＳＳＡＮ！のＮジャン少年。

同級生がウチに遊びに来たある日。
「Ｎジャン好きそうだと思ってトミカマップ持ってきた」と。
これが面白かった。
今思えば、これがオイラにとって最初のジオラマだったのだ。
ヤツはひそかにオレンジのカペラを持っていた。
「くれ」と言ったが当然断られた（笑）。

数日後、ご近所のお兄さんちへ。
余談だが彼は後に高校サッカーでゴン中山氏と２トップだった。

そこで目にしたトミカパーキング。
めちゃくちゃツボに来た。
どうしても欲しくなってオイラは両親にお願いした。

両親のスケジュールが合わずオイラは叔父と一緒に静岡のデパート、玩具店を探し回ったが置いていなかった。
今なら通販か何かで簡単に手に入るのだが。
取り寄せの事を聞いたのだけれど、入庫未定との事。
当時は、まとめて生産して一定の期間を置いていた。
泣く泣く家に帰った記憶がある。
珍しく両親からＯＫを貰ったのに残念で仕方なかった。

親父は気を利かせたのか、トミカタウンのショールームを買ってきた。

オイラが店長の小さなモータース。
それだけでも十分楽しかった。

トミカ。
オイラにとって大事な思い出の１ページかもしれないな、長谷見さん。