風が入ってきて…

滅多にしない長風呂をした。
温泉でも入らないない限り、あまり長く入るタイプじゃない。

当然、風呂上がりは火照って、冷却を求める。
扇風機は既に収納行き、エアコンなんぞ使うだけヤボ。
外へ出るのが手っ取り早いけれどチト恥ずかしい。
知らない人が見たら絶対怪しい。

我が家に「書斎」という名の物置部屋。
窓を開けて秋の風。
今日は少々強め。

面白いTVもなく、例のごとくCDラジカセで懐かしい音楽を聴いていた。

　

昔、学生だった頃、こうして窓を開けては同じように音楽聴いていた。
エアコンも無い部屋に夏の夜の風はとても気持ちよくて、音楽雑誌をめくっていた。
「まったくオマエは… 勉強しろよ」と今の自分は当時の自分に言いたくなってる（笑）。

そんな懐かしい思いが蘇る。
外から入ってくる音。
クルマやトラックやバイクが通る音。
通る複数の人々のなんとなくしか聞こえないけれど、話し声。

そういうのすら忘れていた。
十代半ばの頃を思い出していた五十代のオヤジ。

・・・・・・姿形は変われど（ミートテック脱ぎたいｗ）、何も変わっていないモノも。
その変わらないモノって、これまた、案外大事に思えたりして。

何だかそんな事を思った。