
~ 魔物の正体 ~
予定通りに岳叟寺を出発。
遅れを取り戻した。
この辺りは引き違いのできない路地裏。
予定ではサッカーで有名な藤枝東高校の前を出て、向善寺に向かって昼休み。
だが…
細い路地に四苦八苦。
なかなか姿を現さない下伝馬区の山車。
予想以上に時間がかかってしまっている。
下伝馬区の通過を待って千歳区が入って行く予定だったのだが…
顔色が変わる首脳陣。
さすがに千歳区の交渉さんも焦りが見える。
「千歳区の立場だったら、やっぱりそうなっちゃうよね。」
下伝馬区の交渉、シンヤも必死で対応していたが難航していた。
シンヤも若すぎて、対応に四苦八苦。
遂に怒号が飛んだ。
潜んでいた魔物がついに牙を向けた。
オイラも対応しようと思ったが担当者でなけりゃただのデシャバリになってしまう。
千歳区の交渉さんも、アクシデントで下伝馬区が遅れたこと、わかって頂いていたようだ。
わかるがゆえにやり場のない感情が爆発してしまったのではないだろうか。
千歳区をかなり待たせる事になった。
ルートを変えれば益々、下伝馬も時間が無くなってしまう。
下伝馬の和田てっちゃんが千歳区の交渉さんに話をつけてくれた。
とにかく千歳区をこれ以上待たせてはいけない。
駆け足で行く手もあるが、この夏日、それも難しい。
体調崩しては元も子もない。
とにかく早く行くしかないのだ。
すると…
※プライバシー保護の為、解鮮度を下げてあります。
大声援で待っていてくれた千歳区の皆さん。
本当に感謝の気持ちでいっぱいになった。
おやっさん…
おやっさん…
萩原のおやっさん…
おやっさんは藤枝大祭りが大好きでいつも千歳で参加していたね。
おやっさんが亡くなってもう一年経ったか。
おやっさんはお嬢さんとか親戚の連中とか一緒によく千歳で出ていたね。
おやっさんのお嬢さんとオイラのツレと仲取り持ったのオレだったって覚えてる?
おやっさんトコ、いい連中が揃ったね。
ありがとう。
じゃあね。
向善寺で昼食。
お弁当の配布。
しかし更なる遅れが発生してしまったがために大幅時間短縮。
時間は無情にも迫ってくる。
予定時間での出発。
や~れこ~の~っせ~!
やれやれやれよ~
やれやれやれよ~
下伝馬区の山車は商店街から外れた大通りへ。
すると途中の交差点にある自動販売機だけの商店へ。
ご祝儀を頂いている下伝馬区の担当者さん。
そこへオイラ。
「お?何?」
「あ、ココ、ウチのオフクロの実家だから。昔駄菓子屋だったでしょ。」
「そうなの?」
叔父と叔母にオイラが一言。
「祝儀弾んでやぁ(笑)。じゃ、行ってくるから。ジー&バーに線香あげといて!」
一転、今度は、ほぼ時間通りに進んで行った。
交渉の関係もあってしばしの休息もあった。
しかし、気を引き締めてかからないとまたいつ魔物が顔を出すかわからない。
井原君も顔つきが変わった。
トシ…
トシは初めてオイラが参加した時から慕ってくれた。
オイラの結婚式の時も、夏土産焼いた時も、すっ飛んで来てくれた。
トシ…
随分男前になったよナァ。
とびっきりいい眼をしてるよ、オマエさん。
※画像掲載承認済
トシ…
八千代のラーメン、美味かったよ♪
~ つづく ~
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ドキュメント Nジャン | 日記
Posted at
2019/10/12 22:14:11