2022　Nジャン的な信州　Vol.2

天気は晴天、但し気温は低く、やたら風が強かった。
寒気が近付いているらしく、北日本は大雪らしい。
しかし、景色はクリアで浅間山も見えた。

ウチのお嬢達も拓矢も浅間山の名前だけは知るが…。
オイラもマニアではないにせよ、浅間山はどんな山かくらい一般レベルで知っているつもり。
常識の範囲で構わないから知っておくべきではないかな？
それだけでかなり違うと思うのだが…



スキーの方だが、全員初心者コースで様子見。
お嬢達は余力がある。
拓矢は伸びしろ有りまくりだけど出来ないレベルではない。
問題は女房殿だった。

このブランクで全部ぶっとび、全く出来てない状態。
いや、出来るのだがメンタルが深刻レベルでダメダメ。
出来ているのだがハテ…どうしたものか。



「コイツはもうダメかもしれない。本気レベルがどこかに飛んで行った。やろうと思えば復活可能だが、本人の本音が見えている。完全に伸びしろは消えた。悔しさもない。コレじゃ楽しくない。」

そう感じ取ったNジャンさん。

案の定、本人は引退宣言を言った。
「好きにするさ。」
そう答えるしかできなかったオイラ。
女房殿はそのままリタイア。

オイラは厳しいけれど、一言を言った。
「こと、スキーのお出かけに関して偉そうな発言は今後、一切禁止だ。」
女房殿はセレナでお昼寝状態になった。

お嬢達は「自由に行って来い」と言えるレベルになっている。
「大丈夫、拓矢なら気にするな。オレが見るわ。」

下のお嬢を上のお嬢に面倒見てもらって正解だったか。
とはいえ、もうそれなりのレベルなのだが…





拓矢…。
コイツがナカナカ言う事を聞かない頑固さ。
素直じゃないというか何というか…
「思い出したら出来ますので」とか言っちゃってる始末。
さすがアレの弟子である。

元スノーボーダーのNジャンさん。
コツはわかっていて、拓矢の足りないところ、よくわかっているのだけれど、やって見せなければ説得力はない。

拓矢…

〇ーカ！！



風は強く気温も低い。
雪を巻き上げ完全防備にしざるを得ない。



ゴーグル無し、キャップじゃキツいに決まってるだろ。

拓矢…

〇ーカ！！



Ｎジャンさん、ジワリジワリと膝にきている。
特にリフト乗っている時がキツい。

しかし、拓矢が「楽しい」「面白い」と言ってくれている事は連れてきて良かったとオイラは素直に言える。





ランチを終えて数本。
撤収を決める。



ところが最後の最後でコケるオイラ。
新品ブーツの底に凍った雪が食い込み、板が取れずそのままズドン。
脇腹辺りをヒットして星を見た。

お嬢達も合流し、レンタル返却と着替え。
セレナに荷物をつぎ込む。

本当ならこのまま「温泉でも」と考えるが、今回はそれができない（理由はウチなので、お察しください）。

ならば…
タダじゃ転ばないNジャンさん。

サプライズは得意だ。

セレナは再び松原湖方面を目指した。
雪道は相変らず、しかし表面は溶けてアイスバーンは皆無となった。
途中で路面は完全ウェットに。

脇腹イテテテテ…（苦笑）。
↑骨に異常はありませんのでｗ

～ つづく ～