無題

オレはいつも周りは男ばっかりだった。
硬派気取って気楽な同性たちと過ごしていた。
昔からそう。
いつも男ばっかり。
どうも女性が苦手。
多分ひねくれた性格が合わないんだろうな。

男同士で海行って、プール行って、メシ行って、スキー行って・・・・・
ナンパなんて恥ずかしくて出来なかった。

だけど周りは、オレから離れていった。
彼等は守りの生活に入っていったからね。

そんなの気付かずに走っていったオレ・・・・

周りは言った。
「オマエにＧＴ－Ｒは勿体無い・・・」
そうだろうよ。

野良猫のように何かを見つければ攻められると思って逃げてばっかりいたよ。
孤独はいつも何かにつけて誤魔化していたし。

情けない男だよ。

そんな男でもオレは拾ってもらったんだ。
奇蹟だよね。