![91年 ル・マン [マツダ787B] その1 91年 ル・マン [マツダ787B] その1](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/78589/p1m.jpg?ct=b89f28c07e0c)
NHKプロジェクトX、TVドラマでも番組制作されたほどこの栄光ははかりしれません。ご存知の方も多いのですが、ご存知ない方の為に紹介させてください。プロジェクトX風に書いて見たいと思います(実際の放送とは内容が異なります)。
1991年。ル・マン、サルテサーキットの午後、歓声が響いた。トップを走っていたメルセデスベンツが突然トラブルでピットに入り修復に時間が掛かっていた。その数分後、グリーンとオレンジに塗られたマシンが通過しトップが入れ替わった。日本車、マツダ787Bである。
マツダのル・マン参戦の歴史は長い。79年から他に類を見ないロータリーエンジン(メカニズムの説明は省きます)でチャレンジしてきたのだが、頂点を見るのは夢のまた夢であった。それでもチャレンジ早々完走をギリギリに果たしたのであった。
80年代、ポルシェがチャンピオン黄金時代を迎えた。王者ポルシェを撃とそうとどのメーカーも必死だった。日本車もトヨタ、日産などがチャレンジして一時は先頭を走る事はあったが頂点を見ることは出来なかった。しかしマツダはその名を連ねる事は出来なかった。
91年。あまりスピードの出るクルマは危険という事で規定を見直す事となった。トヨタは規定を充たす為に時間が必要とし、この年の参戦は見送られた。日産もモータースポーツ活動縮小の為に参戦休止。マツダはロータリーエンジンが使えない事となると途方に暮れた。ロータリーエンジンでマツダは栄誉が欲しいのだ。
所が運がマツダに味方した。新規定のマシン台数が少なく従来の規定マシンの参加が認められたのだった。
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クルマ | 日記
Posted at
2005/01/25 22:46:26