Nジャンとモータースポーツ　#64

～星野一義という男～

負けると人一倍悔しがって勝てば人一倍喜ぶ人だったな。
レースに限らずストーブリーグでも。
勝つためならワガママを貫き通し表彰台に立つ。
Ｎジャンの知人に選手としての星野一義氏を知っている人が居る。
メカニックをやってた人なんだけど星野氏のピットが隣だったらしい（笑）。
「あの人は一切妥協しない。ワガママ言っても勝とうとする。」
そう言ってたよ。

ファンサービスに接するときの星野さんはすごく温厚な人。
しかしヘルメットを被ると鷹のような目で獲物を追うかのようだよ。

子供の頃のオレさ、静岡のレーサーということで、例えば高校野球の静岡代表校を応援するかのように思っていたな。
「日本一速い男」が「世界一速い男」になって欲しいと願っていた。
ブルーのレーシング・スカイラインをドライブする星野さんは夢だった。
実現する１０年前のことだよ。

今でも握手した時の手の感触すらしっかり覚えてる。
会話も覚えてる。

それだけで十分だろ・・・。