転機の経験　～お客さんの正直さ～

人生に出来事があって大きな転機を迎えるけど、ボクはそういうのが何回あったかな？

お客さんは正直。
それは、「恐さ」でもある気がする。

ロックバンド時代、ライブハウスは盛り上がった。
その盛り上がりが自信を持たせる。
ところが街頭ステージになった場合、盛り上がっているのは仲間内だけ。
通りすがりの人は振り向いてくれどもその目は冷ややかだった。
対バンでのライブ。出演バンドお目当てのお客さんにウチのバンドを見せてもノッてはくれない。

楽団時代。
定期演奏会に向けて練習を重ねた。
ボクは言った。
「お客さんを楽しませることできないか？」
この声は届かなかった。

お客さんの反応は正直。だから恐い。
つまらない、面白いはハッキリしている。
シラける目もわかる。時にはクレームも言ってくる。

お客さんあってのステージ。
自分しか見えてないような状態じゃ、お客さんとの一体感は生まれないと思う。
それに気付くことは大事だと思ったな。

「人前」ってのはそういうことだと思うよ。