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先日、「大丈夫か、Made in Japan」とかいうログを書かせて頂いた。
かつては「安くて良いモノ」「品質に優れた高性能」を掲げていた我が国の工業製品。
それが更なる低価格で出てくるとどうだろうか。
そう、日本のメーカーさんの課題は「コスト戦争にどう対応できるのか」で、永遠のテーマなのかもしれない。
その為、国内生産を諦め、海外生産を主眼におき、部品もまた海外製だったりする。
日本のメーカーさんの製品は海外製というのも頷ける。
ところが、海外メーカーさんが幅を利かせ、日本のメーカーさんの表示価格より低価格で販売していたらどうだろうか。
実際そうなのである。
「中国?韓国?信頼度でいったらやはり国産でしょ?」とかいうのはひと昔前のお話。
その海外メーカーさんが日本のメーカーさんを傘下に納める時代になった。
ゆえに技術スタッフは日本のメーカーさんだったり、元日本のメーカーさん、日本人というケースが珍しくなくなった。
つまり海外メーカーさんの品質が日本製品に追いついてきたことを表す。
新型エクストレイルを見てきた事は前ログで書かせて頂いた。
真っ先に気が付いたのが、タイヤが韓国のハンコック製だった。
営業さんに聞けば、「国産メーカーさんで19インチのタイヤとなるとそれなりのお値段になるんです。」との事。
想像に難しくなかった。
とはいえハンコックタイヤのパフォーマンスはナカナカだ。
モータースポーツでは我が国のSuper耐久のメインスポンサー&タイヤ供給、ドイツのDTMもそう。
韓国タイヤが「イマイチ」というのは大昔のハナシ。
日産はそのハンコックを採用してきた。
ブリヂストンでもダンロップでもヨコハマでもミシュランでもない。
ハンコックだ。
タイヤでさえそうだから、他の自動車部品もコスト削減は必至であることは想像に難しくない。
日産のコストに対しての努力が垣間見えた気がした。
だけど正直言って数字で言えば、車両価格はナカナカだけど…
「この内容でこの価格なら、かなりお得ですよ。」というのはわかる。
だけど我々ユーザーはアタリマエながら、その数字に対応できなければ購入なぞ出来るワケがない。
それが対応できる数字が日本のメーカーさんではなく、同等な品質と性能で更なる低価格で海外メーカーさんがやってきたら、グラッと行ってしまうだろう。
ま、それ以前にお上が調整するか…
さぁ、どうする、Made in Japan!
Posted at 2022/07/24 23:52:18 | |
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