Nジャン(N-JUNKIE)のブログ一覧

～カーライフの幕開け～

納車後、営業マンが我が家に来て「様子はいかがですか？」ってｗ

トランクが凹んでいたのでそれを指摘。さらにカセットデッキがイカれてＮＧ。
それ以外は特になし。

数日後、保証修理で少々テコ入れ。

事件はその数日後にやってきた。朝、いきなり踏切前でオーバーヒート。近くにあった農協（現在はＪＡですね）にクルマを置かせてもらって夕方ディーラーへ。原因はサーモスタット。

更に数日後今度はオルタネーター故障で立ち往生。緊急でガソリンスタンドに入ったが対応が冷たかった。バッテリーも交換を余儀なくされた。
「しっかり見たのか？トヨタ！！」

その直後アブソーバからのオイル漏れ。
正直、このスカイラインはハズレのクルマだったのだ。

そんなこんなで両親とこのクルマで大喧嘩。
「クルマなんてヤメちまえ～！」
父親に怒られた。

それでも付き合ってい女の子を乗せて（女房ゴメン！）自在に目的地へ行ける喜びは他には替えられないのである。

アルミホイールをそのトヨタ店がくれると言うのでもらった。
当時流行っていたＥＮＫＥＩメッシュ。
西部警察仕様にしようとゴールドの缶スプレーを吹いた。
タイヤは純正と同じ１４インチ。ただ純正は７０だったのに対して６０だった。
あの頃のＮ－ＪＵＮＫＩＥはタイヤサイズにしても何も知らなかった。

～憧れのスカＧ～

両親が言った。

両親（以下　両）「仕事を始めた人はみんなクルマを購入している。買ってやろうとは思っていない。金なら貸してやる。ただオマエは初心者だから高いのはダメ。できればスターレットやサニーを買って欲しい。」
Ｎ「中古のスカイラインじゃダメか？」
両「とりあえず見に行こうや。」

日産プリンス島田中古車センター（現在は閉店）に行った。
あるわあるわ憧れのスカイライン。
営業マン（以下　営）「どんなクルマお探しですか？」
父「小僧がスカイライン欲しいらしくてね。」
Ｎ「前のモデルで『２ドアのＧＴＥ－Ｘパサージュ』ってのが欲しいんです。」

本音は鉄仮面ＲＳターボＸが欲しかった。しかし当時の市場の相場は２４０～２７０万円。初任給１０万そこそこのＮ－ＪＵＮＫＩＥにとってそれは高嶺の花だった。

数日後ＧＴＥ－Ｘパサージュが入ったと連絡があった。
１４０００ｋｍしか走っていない極上のクルマ。
値段は１４０万円。
父親は考え込んでいた。決して安くはなかったのだ。
父「検討させてください。」

その足で新車販売の方へ足を運んだ。
別の営業マンがきた。
営「スカイラインですか？」
父「ちょっとね。興味があってね。」
営「今のスカイラインは前のモデルに比べていいクルマになりましたよ。」

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥは思った。「いいクルマ？はあ？これがいいクルマなのか・・・・？」

父「今日はウチの小僧のクルマを見に中古車を見に来たんですよ。」
営「それだったらラングレーをおすすめしますよ。ターボもついてるしカッコイイよ。」

その言葉がＮ－ＪＵＮＫＩＥに火をつけた。
Ｎ「ラングレー？オレはスカＧを見に来たんだ。クルマを知らないだなんて思っているの？ワリーけどアンタみたいな営業マンはお断りだ！」

この後、父親に偉く怒られたのは言うまでも無い。

帰り道。トヨタの中古車センターに６０万円のスカイライン・ジャパンが置いてあった。父親の目にとまった。
父「オマエはこれで十分だ！」まだ機嫌が悪い。

数日後、母親も合わせてこの店に訪れハンコを押した。
昭和５６年式最終型スカイライン・ジャパンターボ。
西部警察使仕様の黒くて金のストライプが入ったヤツである。
しかもスポーツモデルのＧＴＥ－Ｓではなく高級志向のＧＴＥ－Ｘ。
リアドラムブレーキ、メッキバンパーなどをあしらった恐ろしいほど走らないクルマだった。

納車前日、スカイラインＣＭ集のカセットテープを聞いていた。
それでもスカＧオーナーになる喜びは隠せなかった。
納車の日は大雨だった。それは波乱万丈の始まりを現すのだ。

～就職の洗礼～

就職初日。軽いディスカッションがあった。
本社に行くと既に愛車購入する者が数人。

社長の挨拶からそれは始まった。

そして新人担当者が色々会社について説明した。
この会社は自動車部品製造業である。
主にジャッキ、エンジン部品の製造会社である。

信じられない言葉が待っていた。
「ウチの会社はトヨタ、マツダ、スズキ、ヤマハに取引があります。したがってそれ以外の自動車購入は遠慮していただきたい。」

「なんだとー！！そんなの聞いてないぞ！！」
Ｎ－ＪＵＮＫＩＥは戸惑いを隠せなかった。夢にまで見た日産・スカイラインは遠いものだと思った。

速攻でこの会社辞めようと思った。しかし両親に止められた。

～高校卒業とパッソルⅡ～

同級生達はクルマを買う者、バイクを買う者色々だ。
Ｎ－ＪＵＮＫＩＥも就職なのでクルマが欲しかった。４００ｃｃのバイクにも乗りたかったが免許を取得しなければならなかったのでこのときはあきらめていた。

しかし隣町の島田に就職が決まっていたので交通手段に悩んでいた。
親戚の叔母から原付をもらった。

ヤマハ　パッソルⅡだった。
とにかくＮ－ＪＵＮＫＩＥの最初の愛車はパッソルⅡだった。

最高時速６０ｋｍ／ｈ。風が吹けば流れた。段差はぶっ飛びそうになったし、とんでもない原付だったがコーナリングは最高だったｗ
何せ軽いんだもの。

仲間集めて藤枝の蓮花寺池公園に夜な夜な集合した。
今は車両乗り入れできなくなったが、昔は区画整理も無くひっそりした池で一部ガタゴト道だったけど池の周りは車両で一周できた。

そこで何をやったかと言えば、原付レースだった（もう時効です）。
このパッソルⅡは威力を発揮。最新鋭のスクーターＪＯＧすらパッシングした。しかし、友人は池に落ちてしまった。
警官がパトロールに来てこのレースやった連中はひどく怒られた。もちろんレースやってたなんて言ってないけど警官は気が付いていたようだ。

～自動車教習所～

高校卒業前、自動車教習所へ通った。
Ｎ－ＪＵＮＫＩＥはうれしかった。

外れの教官、多少の講習オーバー時間、テスト落第はあったが（笑）、Ｎ－ＪＩＮＫＩＥは「スカＧのためなら～」と思い必死だった。

卒業検定合格、運転免許試験場で合格をもらった時は嬉しくて嬉しくてしょうがなかった。

クルマを運転できる最低の条件を満たしたからだった。