~衝撃的な現実~
1998年、JGTC富士。
その日は激しい雨になった。
前座レースでも雨の中クラッシュが続出。N-JUNKIEはもしかしたら中止になるかもしれないと予感がしていた。
GT決勝。
N-JUNKIEは第1コーナーのスタンド寄りでその光景を目の当たりにしようとしていた。
雨の中、ペースカー先導の元、ローリングが開始。
アナウンスがあった。
「回転灯が消えていません、もう1周です。」
目の前をペ-スカーが通過。
「あれ? こんなに速く走ってるぞ?」とN-JUNKIEは不思議に思った。
GT500が通過してGT300が通過しようとした時だった。
ドカーン!!!!
10m位に立ち上がるかと思う災が立ち上がった。
1台のクルマが災を上げた。
レスキューが誰も来ない。
大丈夫?????
マツモトキヨシRE雨宮RX-7の山路慎一がレースを捨ててマシンを止め消火器を持ち、燃え盛るマシンを消し止めた。
かなり遅れてレスキュー隊が登場。山路は怒りに震えてレスキューのクルマにケリを入れていた。
ドライバーは救出された。太田哲也だった。すぐさまヘリコプターで搬送された。
数時間後アナウンスがあった。
「命に別状は無い」だった。拍手がおこった。
しかし、生死を彷徨う瀕死の重傷だったと後になってわかってしまう。
レースは濃霧の為、中止になった。最後に出場車によるパレードが行われた。
マツモトキヨシRE雨宮RX-7の山路慎一が通過すると拍手が一段と大きくなった。
「よくやった!! 最高だったぞ!!!」後の観客の誰かがそう言った。
この事故は昨年、ドキュメンタリー映画「クラッシュ」として記録されている。
Posted at 2005/06/04 11:36:46 | |
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