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二十代半ば。
愛機BNR32スカイラインGT-Rを購入していた頃、実家に古い三菱・ミニカがあった。
妹と母親が共同で乗る予定だったが、ある事件がキッカケで自動車運転を拒否した二人。
結果的に親父とオイラの事実上共同セカンドカーになった。
そのミニカが車検の時、親父の友人のモータースへ乗って行った時の事。
比較的家から近かったので歩いて帰るつもりだった(30分くらいかな?)。
そのモータースのお嬢さんが受付対応してくれたのだが、帰りのアシの事を聞かれた。
歩いて帰る事を伝えると…
「いえ、送っていきますよ。アタシのでよかったら。」
うひょ~、ミニ・クーパーかよぉ。
☆画像:carviewさんよりお借りしました。
Nジャンさん好みのブリティッシュレーシンググリーン、通称「クラシック・ミニ」ことBMCのローバー。
ボンネットにお約束のストラップ。
「そうくるかぁ。」と言ってマジマジ見ているオイラ。
「ミニがお好きなんですね。」
図星♪
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「ちょっと遠回りしていい。」
「いいですよ♪」
ぴょこぴょこ跳ねるラバーコーンサス。
小さい割に結構やんちゃなハンドリング。
「おっもしれぇ♪」
英国車だけあって右ハンドルは重宝。
さて交差点、曲がりますか…
わかる人にはわかる「あるある」が待っていた。
そう、ワイパー動かすNジャンさんだった。
英国車は右ハンドルではあるけれど、ワイパーとウィンカーレバーは逆なのであった。
慣れとは恐ろしいモノ。
ワイパー動かす度にオイラのリアクションが面白かったらしく彼女は笑っていた。
☆画像:carviewさんよりお借りしました。
「ありがとうございます。」
「こちらこそ。」
彼女はオイラを降ろし走り去って行った。
このミニクーパーがオイラにとって初の輸入車運転だった。
忘れる事はないだろう。
時は流れ、数年後、別のモータースで廃車待ちのミニが数台あった。
くたびれたメイフェア、事故車のクーパー、イジり倒されたオールペンの個体…
「自分で起こしてみる?車両と必要パーツ(廃車からのドナー)全部で10万でいいよ。工具、道具、場所も貸してあげる。」
これはグラつくぜ…
ところが…
Nジャン家内に止められたとサ。
というか殆どカミナリ状態だった。
あー、幻に消えたNジャンさんのミニ・クーパー計画。
実現すればペットを可愛がるかのように…
ワイドオバフェン、ユニオンジャックルーフ、タンのレザー、ウッドパネル、センターメーター仕様…
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Posted at 2025/03/21 21:24:17 | |
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記憶のクルマ達 | 日記