
~都市工学です~
7thスカイライン。R31となったスカイラインは主管の櫻井真一郎氏は胃を壊し倒れてしまった。引継ぎはその意思を弟子の伊藤修令氏だった。
これを機に櫻井真一郎氏はスカイライン主管を退く事になった。
後に櫻井真一郎氏は「オーテックジャパン」に配属。今現在「S&Sエンジニアリング」にて技術開発の最先端に現役でいる。
日産からの指示は言葉を失うものだった。櫻井氏も倒れる訳である。
当時ハイソカーブームだった。マークⅡのような高級路線をスカイラインに与え大きく重たくなった。その一方スポーツモデルも存在し、このモデルは路頭を彷徨った。
ボディは流行の4ドアハードトップを新設し4ドアセダン、ステーションワゴンの3種でデビューした。
市場の反応は冷たいものだった。従来のファンも「マークⅡのようなスカイラインなんかいらない!」などの声もあった。
セリカをはじめ、流行は丸いスタイルだったのに対してこのクルマは直線を主にしていた。
都市工学というコピーに一部の口の悪いファンは「都市公害」となじられた。
従来のストレート6エンジンのL型は廃止され新型エンジンRBシリーズを搭載。しかしこのモデルの発表当時はこのRBエンジンは未完成のまま市販されてしまった。
モーターショーにて当時盛んだったGr.Aレース仕様車も展示されていたがユーザーの心が離れていた。「あんなの勝てっこない!」と。
レースは旧R30で参戦していたがドライバー長谷見昌弘氏はこう言った。「旧型のスカイラインじゃ勝てっこない。もっと凄いクルマを作って欲しい」
R31スカイラインのデビューは厳しい風が吹いていた。
Posted at 2005/03/01 20:28:08 | |
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クルマ | 日記