
世界ラリー選手権(WRC)に初めて4輪駆動でチャレンジしたのはスバルだった。1980年サファリ・ラリーに、「レオーネ」を投入。だが、レオーネでの参戦は89年に終止符を打った。
WRCの超一流プロダクション、プロドライブがスバルにオファーをした。
契約していたBMWの期限が切れ、新しいマシンを探していた。
水平対抗+4WDに着目しスバルにオファーしたのである。
スバルの営業サイドは例の10万キロ記録では話題がもたないと判断。話題が続くWRCを検討。川合社長は判断に悩んだ。莫大な費用がかかるためである。しかし、チャレンジ精神を象徴。
スバルの判断はGO!だった。
スバルのWRCマシンはレガシィRS。
スバルはモータースポーツ活動を積極的に行なうために、88年にSTi(スバル・テクニカ・インターナショナル)を設立した。STiは、WRC最多の19勝を挙げたマルク・アレンをドライバーに起用した。
何とアレン本人が自らスバルに乗りたいと言い出したのである。
スバルは驚きを隠せなかった。
90年は初期トラブルでスタッフ、ドライバーが口をそろえてスバルに注文する。「モア エンジン! モア・パワー!!」。
後に速さを発揮する。91年のスウェーディッシュ・ラリーで念願の3位入賞を果す。後に頭角を露にする。93年のニュージーランド・ラリー、マクレーがスバルに初優勝をもたらした。
Posted at 2005/05/15 08:07:01 | |
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