Nジャン(N-JUNKIE)のブログ一覧

～初めて小使いで買ったＬＰレコード～

若い人たちはもう時代はＣＤかもしれないけど我々世代はレコードである。
中学校１年生の坊主髪型のＮ－ＪＵＮＫＩＥ（校則だった）はレコード店に行った。

吹奏楽部で２コ上の先輩が編曲した「エーゲ海の真珠」がＮ－ＪＵＮＫＩＥを躍らせた。

友人Ｙとこんな会話をした。

Ｎ「エーゲ海の真珠？何それ・・・・？」
Ｙ「ポールモーリアだよ。ウチの学校の朝の登校や掃除や下校の時、鳴ってるヤツだよ。」
Ｎ「え・・・・」
Ｙ「よくさ、手品師なんかがＢＧＭに使うじゃん。♪ちゃららら～ん♪ってさ。」
Ｎ「あ～あ～アレね。」

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥは「エーゲ海の真珠」聞きたさに当時\2，800のＬＰレコードを買いに言ったのだった。

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥは「ポールモーリア、グランドオーケストラ」に魅了された。

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥ父はこう言った。
父「オマエ、すげーの聞くなあ。ポールモーリアだろ？」
Ｎ「え・・・知ってんの？」
父「アタリマエだ、ばぁか！」

父親は音楽とは無縁の人物（まあ、流行歌やポップスは聞くけど・・・）である。

～ブラスバンド部～

中学に入ると、部活に入らなければならない。
体力の無いＮ－ＪＵＮＫＩＥ。
適当に吹奏楽部に入って当り障りなくやってりゃいいやと思って吹奏楽部入部。

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥの学校の吹奏楽部は実は２年前に復活したばかりで楽器も乏しかった。

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥはコントラバスを練習した。
だけどこのとき、ツマんないなあ・・・ま、いいやラクだから・・・と思っていたのだ。

ある日、パーカッション（打楽器）に人が足りないと言う事で加わる事になった。
１コ上に女の先輩がいた。
怖い、気の強い先輩で教え方はスパルタだった。

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥは痛みと苦しみ、重いスティックを回しながらウデを鍛えた。
チョットでもサボるとスティックで手を叩かれた。
「なんだよ～好き好んでやってないのによ～」

だけどこの先輩、腕前は超一流だった。

神はＮ－ＪＵＮＫＩＥに試練を与えた。

中学に入ると、エレクトーンの先生は、ＩＪ先生になった。
当時流行っていた「ジューシーフルーツ」というバンドのヴォーカル「イリア」さんに似ていた。

みんなでグレード試験を受けることになった。９級を受けた連中は８級だった。
さすがにＮ－ＪＵＮＫＩＥはヤバイと感じていた。
いきなり８級を受けると言い出したのだった。

かつて９級に不合格だった２コ下のＩちゃん。彼女も８級をトライした。

試験の結果・・・・Ｎ－ＪＵＮＫＩＥとＩちゃんは不合格だった。
だけど他の男の子二人と女の子二人は合格していた。

合格していた連中は、失格者二人に対して何も言わなかった。
だけど落ちこぼれ二人に変わりは無い。
Ｉちゃんは泣き出した。

二人は１ヶ月遅れで追試を受けた。二人とも合格。
みんな横一線に並んだのだが、正直遅れをとっていたには変わらなかった。

二人は落ちこぼれである事を感じていた。

～Ｓ先生とのお別れ～

エレクトーン教室のＳ先生は２年、講師を勤めた後、転属になった。
最後にみんなで当時ゴールデンタイムの放送だった「３年Ｂ組　金八先生（金曜８時に放送したのでこの名が付いたそうだが・・・）」の主題歌「贈る言葉」を歌った。

一番年上ながらデキの悪いＮ－ＪＵＮＫＩＥは少々反省の色が出てきたのだった。

～エーデルワイス～

Ｎ－ＪＵＮＫＩＥはエレクトーン教室に通っているとクラス中に知れ渡った。
別に宣伝してたわけじゃなかったけど隠す理由も無かったからだ。

音楽の先生に知れると、「Ｎ－ＪＵＮＫＩＥ君、弾いてみて」と言われた。

劣等生だったＮ－ＪＵＮＫＩＥは「えええええええええええ！！！」である。

しょうがないから練習してみたら弾けたりするのであった。

小学校卒業前の発表会で弾くハメになった。

まあ、何事も無く発表会は終ったんだけど、二度とクラスメイトの前で弾きたくなくなっていた。