
~試練をぶっ潰せ!~
3年生になると更に4人後輩が入った。当然N-JUNKIE一人パーカッションでは3年だからパート長になるわけだった。
N-JUNKIEの妹もサックスで入部した。
いつものように基礎練習。一応N-JUNKIEは新人にも教えていたりした。
頼りないパート長に後輩達からブーイングが起きていた。
合奏の時、パーカッションがダメだと他のパートからブーイングが起きた。
悩んだN-JUNKIEは親友Yに打ち明けた。
N「オレって何やってもダメなんだな。」
Y「バカヤロー!!!オレらはオマエの音が頼りなんだぞ!!だいたいなんだよ!オマエがやらなくて誰がやるんだよ!!!」
今思うと、厳しい中の優しい言葉だった。
妹の入部、後輩達の指導、K先輩の不在、Yの言葉、他のパートへの迷惑・・・。N-JUNKIEが「エエワエエワ」でやってきたツケが回ってきたのだった。
後輩達に正直言ってナメられている。わかっていた。欲しいのは結果だったのだ。
ある日、「何でこんなのが出来ないんだろう?」と思った。それは16分音符。早いリズムの「タカタカタカタカ・・・・」ってヤツ。
イヤになってふざけて叩いてみた。力を抜いて・・・。
そうしたら出来てしまった。
N-JUNKIEは気付いた。コツは手首だった。今まではガチガチでやっていたから。手首のスナップを効かせれば簡単に出来た。
同じ日、もうひとつできなかったのはドラムロール。「ドロロロロ・・・」っていうアレである。
何度やってもウマくいかなくて思いっきりスティックでポン!と叩いたらリバウンドした。「カッ・・・カッ・・カッカッカカ・・・」
「うん?」と思って左手も・・・。
交互に繰り返した。だんだん早く・・・。
すると音が繋がった。
荒削りだったから磨きを掛けた。
すると出来た。遂に出来た。ヤッホー!!
その日の合奏練習。N-JUNKIEはスネアドラムを叩いた。面白くて面白くてたまらなかった。
周囲は唖然としていた。
N-JUNKIEがウソみたいにできるようになった!!!!
同じパーカッションの後輩の一人、Kがいる。K先輩の妹だ。当然K先輩の耳に入った。大喜びだったと聞いた。
みんな・・・ありがとう。
Posted at 2005/06/15 20:35:31 | |
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