
昭和49年。
Nジャンは小学校1年生だった。
我家に初めてマイカーがやってきた。
マツダ・カペラ/ロータリークーペだった。
カペラについて何も思わなかった。
別にクルマが好きなワケじゃなかったし、単なるクルマでしかなかったのだった。
男の子が機械モノに興味を持つのは自然だと思う。
クルマ、鉄道、飛行機、船、ロケット・・・・。
何を思ったのか子供の百科事典でクルマを見たのである。
「へぇ・・・ウチんの『カペラ』って言うんだぁ・・・。」
通学途中、国道一号線が横たわっている。
帰りに歩道橋の上でクルマを何気なく眺めていた。
いつしかそれが日課になって行った。
結構見かけるクルマがあった。
なんだろう?
またもや百科事典を開いた。
「あ・・・・このクルマだ。」
名前を確認した。
スカイラインだった。
当時CMで爆発的にヒットし、「ケンとメリー」でその名を轟かせ、若者の心に火をつけたC110型スカイライン。
ある日、東京の従兄がウチに遊びに来た。
二人でプラモデルを作ろうということになった。
別に何でもよかった。
「スカイラインがあるじゃん!」
そう思って1/24の500円(当時)のケンメリを買った。
もちろん生まれて初めてのプラモデル。
完成度はイマイチどころかイマサンと言ったところか・・・。
だが、いつの日か、愛着が湧いた。
「オレは大人になったら、コレと同じ青いスカイラインGT-Xを買うんだ。」
従兄にオレは電話で言った気がする。
オヤジに頼んで、トミカのケンメリを買ってもらった。
それから小遣いを貯めて何台ケンメリのプラモデルを買ったかわからない。
日本模型(ニチモ)、イマイ、マルイ、バンダイ・・・・・。
知らない間に熱狂的な「ケンメリ・スカイライン」ファンになっていた。
Posted at 2006/06/05 22:37:38 | |
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