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鈴鹿１０００ｋｍのエントリーリストが発表されました。

注目する要素のうちのひとつドライバー。
３人エントリーするチームもあれば従来の２人のチームもあります。

‘７３年以来３３年振りにフェアレディＺで鈴鹿１０００ｋｍへ挑む日産。
エース＃２３に井出有治選手が登場するニュースになったのは記憶に新しいですね。

GT500日産勢は第３ドライバーが着目される。

#3 YELLOW HAT YMS TOMICA Z
横溝 直輝
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(BR)
ダレン・マニング(UK)

F1のテストドライバーを勤めたり母国F-3、CARTシリーズ、インディといったフォーミュラで活躍してきたマニング選手。
彼の走りはGTでどんな走りを見せてくれるか注目。

#12 CALSONIC IMPUL Z
ブノワ・トレルイエ(F)
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア(F)

おおおおっ！！デュフォア選手が日産に乗るぞ！！！

#22MOTUL AUTECH Z
ミハエル・クルム(D)
リチャード・ライアン(UK)
ファビオ・カルボーン(BR)

全日本F3で活躍する新鋭カルボーン選手。
クルム選手、ライアン選手という大御所に入り込むこの選手、注目せずにはいられない。

#23 XANAVI NISMO Z
本山　哲
松田 次生
井出 有治

ついに井出選手がGTに帰ってきた。
久しぶりのハコ。あのGT-R伝説が復活か！？

#24 WOODONE ADVAN KONDO Z
エリック・コマス(F)
柳田 真孝
荒　 聖治

前回に続き荒選手が登場。
ルマン優勝経験者、荒選手にも期待大。


GT300は従来どおり２人体制。

#13 ENDLESS ADVAN CCI Z
影山 正美
藤井 誠暢

#46 KICCHOUHOUZAN DIREZZA Z
佐々木 孝太
番場　琢

#47 KICCHOUHOUZAN DIREZZA Z
長島 正興
安田 裕信


さぁ、俄然面白くなってきた鈴鹿１０００ｋｍ。
今年の夏はアツい夏になりそうだ！

～ＧＴＳの起点～

標準モデルの開発。
目玉はマルチリンクサスペンションだった。
高性能化したスカイラインの走りはこのマルチリンク方式を採ることで余すことなく地面に伝えようとすることだった。

ＲＢ２０系エンジンは洗練され新開発ボールベアリングセラミックターボを搭載させることになった。

ブレーキに４ポットキャリパーを採用。

ＧＴＳ－ｔはポルシェ９４４、メルセデスベンツ１９０Ｅ、ＢＭＷ　Ｍ３といった欧州車をターゲットにした。

開発主管「伊東修令（敬称略）」はボディ設計に大胆なことを考え付く。
オーバーハングの切り詰めである。
贅肉を落とし、操る実感を得るボディサイズを要求。

そしてデザイナーグループへの指示。
「仕事が終ったら銀座で遊べ」
銀座で生まれたデザイン。

こうして１９８９年５月。
Ｒ３２型スカイラインが発表された。

サイズダウンは従来のファンの間では好評だった。
デビューするや否や人気車種になった。

「トンデモナイガトンデモイイ」
新しいＣＭのキャッチコピー。

そして人々は驚いた。
遅れること８月にＫＰＧＣ１１０以来、ＧＴ－Ｒが帰ってくることになったのだった。