
1989年。
日産はシルビアの兄弟車180SXを世に放った。
当時、最大のスポーツカーマーケットのアメリカでリトラクタブルヘッドランプ+ハッチバックスタイルが流行していた。
日本車はそれに対応すべくトヨタ・スープラ、セリカ、ホンダ・インテグラ、マツダ・サバンナRX-7を登場させていた。
しかしながら日本マーケットは正反対で固定ヘッドランプ+ノッチバッククーペが人気だった。
それを証拠にトヨタは輸出セリカ・クーペ(クーペモデルとハッチバックタイプの2種類が存在した)の顔を変えて日本マーケットではコロナ・クーペとして販売していた。
日産はあえてこの180SXを我が国で販売に踏み切った一種の挑戦であった。
日産のS13を日本向け180SX、欧州向け200SX、米国向け240SXとして販売。名前の違いはエンジン排気量を現す(後に国内向け180SXは2000ccになったが名前を変えなかった)。
特にアメリカではダットサン240Zの再来と話題になった。
トヨタ・セリカ同様、日産240SXは米国ではクーペとハッチバックが存在する。
日産は240SX(180SX)のクーペモデルに固定ランプを設けた国内モデルを『シルビア』とした。
他のメーカーがリトラ+ハッチモデルをリリースする中で180SXは日産らしいスタイルだった。
その後約10年に渡り生産された人気車種だった。
Posted at 2007/02/01 21:39:32 | |
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