~それは熱い夏だった~
1995年の夏。
JGTC 第4戦 JAPAN SPECIAL GT-CUPを見に富士へ行った。
もちろん、スカイラインGT-Rを見たかったからだし、あの頃は勝利から離れていたから今度こそ勝ってもらいたいと願っていた。
Nジャンは1コーナーに陣取っていた。
今の富士とは違い完全自由席で一番人気のポイント。
フルブレーキングでのバトルとコーナリングが見れる。
レースは序盤、オスカー・ララウリ選手のタイサン スターカード F40がレースを支配する。
そうはさせまいとエリック・コマス選手のセルモ スープラが迫る。
しかし、マシントラブルやペナルティに泣き、長谷見昌弘選手のユニシアジェックススカイライン 、鈴木利男選手のJOMO R33、飯田章選手のジョンソン スカイラインがなんと1-2-3を形成。
その後Nジャンは、メインスタンドに行った。
1-2-3のスカイラインGT-Rに大興奮した。
本当に応援したくなった。
目の前を日産のグッズを身に纏った男性が興奮していた。
「ハセミさ~ん!」と叫んでいた。
周囲の目は冷ややかだった。
だがNジャンとてその男性と同じ気持ちだった。
レースは見事、日産の1-2-3。
大興奮のNジャンだったが、その男性はその上を行っていた。
やったー!と叫んでいた。
このとき、Nジャンは思った。
93年に始まったJリーグ。
Nジャンの地元も静岡サッカーとあってはサポーターも盛り上がる。
「サポーターか・・・・モータースポーツでもサポーターっていれば楽しいだろうな・・・・」
しかし、現実的にそういうものが存在しない。
F-1フェラーリの「ティフォッシ」のように応援ができれば・・・
ただの思い過ごしだとあの頃は思っていた。
Nジャン、当時27歳。
熱い夏の事だった。
Posted at 2008/03/10 19:57:26 | |
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日産応援団 Nジャン | 日記