
~カルチャーショックの中~
1999年6月。
オレは女房とフランスに旅立ったんだ。
ルマン24時間レースを見に行くためにNISMOのツアーに参加したんだ。
そして当日…
まぁ、当然、日産応援団ってコトになるけど、それは他で書いているからそっちで見てくれよ(笑)。
サーキットの雰囲気は日本のサーキットとは偉く違うんだ。
祭りだよ、完全に。
F-1とか8耐とか、日本でもお祭りムードがあるけれどまるで違うんだ。
スカイダイビングのショウ、プロペラ機のアクロバット。セクシーなクィーン達。
応援旗、チアホーン・・・・・。
レースがスタートするだろ?
ハッキリ言って見えません(笑)。
周りは日本人より大きい人がいっぱい居るんだよ。
スタート2時間くらいすると観客はマバラになるんだ。
何ていうかな?マニアばかりじゃない。イベントを楽しむお客さんもいるんだよ。
近くには移動遊園地とかあってね。
あ・・・そうそう、観覧車気をつけてね。回転速いから(笑)。
レースはトヨタとメルセデスがドッグファイト。
メルセデスCLRは物凄く車高が低いんだよ。オレの腰くらいかな?
サウンドは独特のドドドドドドブォーンって感じ。
聞きたくてももう聞けないから。
4時間後、場内は騒然とするんだ。
そう、あの
アクシデント。
幸運だったのはピーター・ダンブレック選手。軽傷で済んだらしい。
聞いたことあるでしょ?
ダンブレック選手はSuperGTで今も活躍しているんだ。
ルマンに日没は23時頃だったかな?
夜は凄く冷えるんだ。まぁ、酔っ払いが絡んでくる絡んでくる(笑)。
トヨタもエース車が夜中にクラッシュ。
ニッサンR391もトラブルでリタイヤ。
翌朝、トヨタTS020は日本人トリオ、鈴木/土屋/片山トリオが先頭のBMWを追うんだ。
ちなみにBMWのドライバー、トム・クリステンセン選手は日本でもスカイラインGT-Rをドライブしてたんだよ(AXIA GT-R・BPトランピオ GT-R)。
しかしトヨタTS020はバーストで後退。ここで決定的になったんだよ。
凄かったのは片山右京選手。
殆ど最高速で起きたタイヤバーストでマシンをコントロールしていたんだ。
BMWが優勝。日本人トリオ2位というTS020が結果を出したんだ。
サーキットアナウンサーは「日本人の日本人による日本人のためのルマン」って言ってた気がする
※。
※要注意:フランス語と日本語の解釈の違いが含まれると思います。
11月。
富士スピードウェイでルマン1000kmレースが開催されたんだ。
トヨタTS020は残念ながら勝つことが出来なかった。
優勝はニッサンR391。
しかし・・・
トヨタもニッサンも翌年からルマン撤退となってしまったんだよ。
Posted at 2008/06/08 21:01:59 | |
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Nジャンとモータースポーツ | 日記