
人生に出来事があって大きな転機を迎えるけど、ボクはそういうのが何回あったかな?
日産応援団参加9年。
思えば転機というモノはいくつかあったけど、一番印象深いのは05年 SuperGT 最終戦 鈴鹿。
決戦の日、朝から厚い雲に鈴鹿は覆われていた。
雨が降ってくると誰もがわかっていた。
案の定、決勝レースに土砂振りの雨。
レースも遅延、縮小と発表された。
決勝レース時間。
本来レースが始まる時間なのだが、土砂降りのせいで遅延となりスタンバイ状態が続いた。
事前に黒澤日産応援団長からNジャンのポジションについて指示があった。
一番端の最終コーナー側。ホンダ応援団のすぐ隣。
アノ頃はホンダ応援団との面識が無かった。
Nジャンの立ち位置についての黒澤団長の意図は想像に難しくない。
やがてレースが始まった。
想像以上に雨は強い。
11月の雨は本当に冷たかった。
雨合羽は、まだ風を凌げるが、シューズはどうしようもなく、靴下までグチョグチョになった。足の先は冷たく悴むかと思ったほど。
震えながら日産応援旗を振った。
風に煽られ水を含み超重量級の旗になった。
重さに耐えかねて両足がツッてしまった。
「もうやめようか」そう思った。
水を含んだ旗を振る。決して水滴を飛ばしてはいけない。
だが、人間、ミスをするものである。
水を含んだ旗が水を弾いてホンダ応援団の方にまで飛んでしまった。
アタマを下げたNジャンだった。
一番隅で目立たない。隣の応援団に気を配る。
実際Nジャンの存在に気付かない「みんカラユーザー」の方もいらっしゃった。
そんな時、団長やメンバーが旗を掲げた姿を見て奮い立った。
あの時、「日産への思いはオレがNo.1だ!」って自惚れていた自分が情けなくなった。「やめようか」なんて考えてしまったことに腹立たしかった。
自分自身に「オマエの思い入れはそんなモノだったのか・・・」と渇を入れた。
「みんなの情熱は凄い。だから絶対負けるワケにはいかない。目立たぬ地味なポジション?上等だよ。ココはオレしか出来ない場所だ。」
結局レースに日産勢は負けてしまったけど、この時、自分の意識が大きく変化したことは今でも忘れてない。
他のメンバーがNジャン以上に情熱があると認めるということ。
それだけはどうしてもイヤだったな。
「日産への思いは誰にも負けない。」
そう信じていたいプライドでもあった気がする。
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【CMです】
'08 Super GT 第4戦 マレーシア 「日産応援団」インフォメーション。
Posted at 2008/06/20 20:38:44 | |
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