
ふとGTの懐かしいパンフレットを見つけた。
スカイラインもR32からR33へ移りつつある時代。
表紙は、あの
池沢さとし氏のイラスト。
池沢さとし氏と言えば真っ先に思いつくのはやはり
サーキットの狼。
主人公の風吹裕也が街道レーサーからプロレーサーになっていく姿を描かれたもの。
モデルは(故)
風戸裕氏と言われる。
少年マンガにしてみれば、人間模様とかスポーツ路線のマンガがスタンダードだった時代にクルマが入ってきたことでこのマンガが話題になったのであろう。
このサーキットの狼が発端で70年代半ばに、あのスーパーカーブームが巻き起こる。
一番人気は、ランボルギーニ・カウンタック。特にLP500Sが人気だった。
とんでもない車両価格、ありあまるパワー。
クルマの根本的な魅力スピード感。
平べったいスタイルに図太いタイヤにエキゾースト。
当時の外国車スポーツカーの定番だった4灯に配置されたリトラクタブルヘッドランプ。
更にガルウィングドア。ドでかいスポイラー。
当時の国産車では考えられないクルマだった。
トヨタ2000GT、フェアレディZなど国産車にもスポーツはあったけど、欧州車のソレとは全く別物だった
しかし、Nジャン、カウンタックは好みじゃなかった。
クルマじゃなく、騒いでる人気が気に入らなかっただけだ。
一番人気が好きじゃなかったのである(笑)。
ジャグヮーEタイプとかデ・トマソ マングスタとかレアなクルマが好きだったりする。
やがてスーパーカーブームの火は消えてしまった。
友達間でクルマの話題が消えてしまったことがNジャンにしては寂しかった。
当時、富士スピードウェイでF-1が開催されたが、例の事故もあって日本GPは取りやめになってしまった。
たった一人でクルマに夢中になっていた少年時代。
スカイライン2000GT-Rなんぞ、過去のモノだった。
Posted at 2008/07/26 09:17:28 | |
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クルマ | 日記