
親父が初めて購入した新車が日産チェリーF-Ⅱだった。
とにかく予算が厳しく何とか購入できた親父の愛車。
今の基準からすると笑っちゃうくらいパワーが無くて狭いクルマだったけど家族にとって大事な1台だった。
夏休み、子ども会でBBQに行くことになって岡部町の朝比奈に行くことになった。
各家庭自家用車で行くことになっていた。
よその家ではブルーバードSSSやコロナやギャランと言った一回り大きいクルマが多かった。
小さいクルマでもサニーやカローラが多かった。
ウチのチェリーは小さくて何だか恥ずかしかった。
親父はマットガードを手始めに購入。
しかもパチモンと言っていいような用品店で購入した汎用品。
今見ても笑っちゃうよね。
アルミホイールなんて買う予算も無いものだからメッキのホイールリムを購入(昔あったんだよ、てっちんに嵌める周りだけのキラキラ仕様)。
当時のオイラはまだ小学生だったけど、我が家の現実を知ったよ(笑)。
スカイラインなんて夢の時代。
クラウン・セドリックなんて雲の上の存在。
貧乏臭かったチェリーだったけど幸せだったよ。
この頃、親父と一緒に日産チェリー店に行った時だったカナ?
チェリー店の規模が全然小さくて、サービス工場使って金魚すくいやっていたんだけど、すぐに穴開いちゃってさ(笑)。
見かねたお兄さんが「内緒だよ。」と言ってこっそりペーパーを2重にしてくれてさ(笑)。
おかげで20匹もすくってしまったよ(爆)。
帰りに営業の人が「おーい、ボク、コレ持っていきな。クルマ好きなんだろ?」と言ってポスターをくれたんだ。
レーシングカーのポスターでね。
初めてのレーシングカーのポスターだったから(黄色いFJマシンだったけど)嬉しくてね。
「日産チェリー静岡」と書かれてあってチェリー静岡もレースやってるんだと思ったんだ。
ドライバーのプロフィールも書かれてあった。
「星野一義 静岡出身」
静岡には日産のドライバーが存在すると知るとワクワクしたよ。
Posted at 2008/08/20 22:07:14 | |
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記憶のクルマ達 | 日記