
日本のモータリゼーションの本格的な幕開けは第二次世界大戦後あたりだと思う。
それ以前にもあったが、まだ一部の「お金持ち」によるもの。
第二次世界大戦後、小さな自動車メーカーが複数存在し、自動車を販売。
60年代になると本格的な自動車メーカーが出揃ってくる。
自社の技術アピールのひとつがモータースポーツ活動だった。
60年代から70年代初期にかけてメーカーのモータースポーツが盛んになる。
当然国内のみならず世界に挑戦するメーカーもあった。
ところが…その70年代。
モータースポーツに激震が襲う。
石油ショック。そしてアメリカのマスキー法を発端とする環境問題。
メーカーはモータースポーツ活動を自粛。
国内レースはマイナーツーリングやF2000、GCなどがメインに行われた。
それでも観客動員数は、決して少なくなかった。
80年代から90年代、メーカーによるモータースポーツ活動が再び本格化。
そのチャレンジが続いていた。
そして現在…
またも冬の時代になってしまった。
世界的な金融危機による不況。
トヨタF-1チャレンジを除き世界チャレンジの灯は消えてしまった。
繰り返すが、石油ショックの頃は、観客動員数は決して少なくなかった。
まだ自動車が夢の商品だったのだろう…
「若者はクルマに夢中」という話は珍しくなかった。
モータースポーツは、まさにその「夢」を提供してくれた。
現在、あの頃のように観客動員数を期待できるだろうか。
「夢」を提供してくれる「クルマ」の世界があるだろうか。
日本のモータースポーツに危機を感じるのは私だけだろうか?
※画像提供:フォトヤマさん
Posted at 2009/02/11 22:04:36 | |
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モータースポーツ | 日記