※某雑誌 GT-R○行 のように(笑)。
焼津
少年時代の記憶と…
時代の流れを見た気がする。
小学校に入った頃、親父が運転免許を取得する。
我が家にマイカーがやってきた。
練習の意味でも焼津までの距離が丁度よかった。
今は無くなったスーパーマケットにオフクロの妹が働いていた。
週末になると朝、スーパーマーケットまでオフクロの妹を送って行くのも楽しみだった。
踏み切りで運がよければブルトレと遭遇するのだから。
しかも特急「あさかぜ」のEF65+20系という憧れの組み合わせ。
「焼津に行くよ。」
オフクロは自動車免許を持たずバスでの移動。
オフクロの友人の住む焼津に行ったのを思い出す。
その家には2つ年上と同い年の姉妹がいた。
幼い頃はよく遊んだ記憶がある。
そんな港町、焼津。
昭和通り。
かつてはアーケードになっていて賑わいを見せていた。
今はひっそりとした商店が並ぶ。
映画「ウォーターボーイズ」ではロケに使用され、アーケード時代を見ることができる。
「大きな船だなぁ。」
親父に言った一言。
それを聞いた船員さんが説明してくれた。
「この船はね、遠洋でインド洋まで行くんだよ。」
マグロ漁船だった。
「オマエ、釣りやってみるか?」
初めてやった釣り。
港の横にあった釣具店で簡易的な竿を買った。
小さなハゼが釣れた。
「Nちゃん、市場へ連れてってあげようか?」
オフクロの友人は、そう言って冷凍マグロの並ぶ市場へ連れてってくれた。
今まで、スーパーマーケットや魚屋で売られてるパックのマグロしか見たことがなかったから、その大きさとセリに参加しているオジサン達のエネルギーに圧倒された。
旧 市場跡。
焼津港は新漁港にその拠点を移動。
かつてあったアーチ形状(カマボコ)屋根のある市場は`07年に解体された。
保存を望む声もあったが、維持管理の予算にメドがつかなかったらしい。
かつて漁船の発着していた場所は、現在クルーザーなどのハーバーになっている。
新漁港。
現在の拠点はこちら。
時代の流れもあって、再開発で、こちらに移動したのだろう。
瀬戸川河口。
隣の藤枝市から流れてくる瀬戸川。
焼津の河口ではシーバス(スズキ)釣りのメッカだ。
この辺りには住宅が並んでいる。かつて銭湯もあったそうだ。
冬になれば、現在では無くなってしまったスケートリンクに行った。
「下手だなぁ、オマエ。」
「やった事ないんだからアタリマエだよ!」
親父の言葉に今で言う
逆ギレをしたことを思い出した。
スイスイ滑る親父は、東北出身。
さすがに「参った」としか言えなかった。
海の顕彰碑「蒼海行」。
焼津港外港にあるモニュメント。
海に生きる勇者の気概と幾多の犠牲者の霊を慰めるというモニュメントらしい。
かつてココで…ネ(あの時は皆さんありがとう)。
焼津魚市場食堂。
今でも旧港の面影を残す有名人気店。
松の防風林。
港を外れた海岸沿いの道にはクロマツが並ぶ。
風の影響もあってが幹は曲がっているモノもある。
時は流れて18歳。
普通免許を取得し、クルマを手に入れた自分も、運転の練習という意味もあってよく焼津に来た。
港町、焼津。
運転しながらふとそんな事を思い出した。
Posted at 2009/08/30 20:02:09 | |
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愛車 スカイライン GT-R | 日記