清水
シーサイドシティ
次郎長親分の魂
「オレね、静岡に住んでたことあるんだ。清水にね。」
日産応援団、大ベテランの
Y32隊さんが言った。
聞けば大学生当時、清水市(現在:静岡市清水区)に住んでいたそうだ。
「なぁ、母さん、清水に行きたいんだけど。」
「え…何か用事?」
「んーん。なんとなくさ。」
意味もなくブラッと出かけた。
そういう時こそ意外な発見とかあるものさ。
「三保の松原?実は行ったことない。」
「へ?そういえばオレも小学校の時以来だな。30年ぶりだよ。」
「街の方にも行ってみようか?アレ?いつのまにあのパチンコ屋、無くなったんだ?」
清水の大通りは、昔の面影が徐々になくなってきていた。
とはいえ昔ながらの風情も残っている。
「夏に踊り見たのはココ?」
「七夕さん、ココだよね。」
娘はちゃんとあの夏の日を覚えている。
自分も少年時代を思い出す。
オフクロは今でも言う。
「あの店のトンカツが大きくて、あんたは食べ切れなかったよねぇ。」
「でもさ。あの店の主人、もう引退したみたいでメニューから外されてるよ。」
「もう昔だからね。」
親父とオフクロは清水に勤めていた。
そのせいか馴染み深い。
女房殿も若い頃、実習で清水に通っていたとか。
オレだけだな。
「仕事に行く」という意識が無いのは。
Posted at 2009/09/26 21:31:47 | |
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