
朝、ウチの両親が朝食を準備。
下の娘が起きてきた。
さすがに初の母親のいない一夜は心細かったようだ。
オフクロは言った。
「今日はアタシがお姉ちゃんトコ泊まってあげるよ。」
女房殿の配慮でもある。
大部屋に移るようなのでオイラが付き添って一夜を過してもイイけれど、同じ頃の女の子もいるらしい。
「男の人が居るとさぁ。ホラ…」
「ああ、わかるよ。」
オイラは下のお嬢に言った。
「幼稚園、お父さんが送って行くから。お迎えはお母さんに頼んであげる。」
オフクロがパートタイマーの仕事もあって早めに帰宅。
オイラは会社を休ませてもらった。
幼稚園に送るのはイイのだけれど、慣れない為か時間の感覚がわからなく結果大慌てになってしまった。
適当な上着を羽織って二人でワゴンRに乗り込んだ。
幼稚園に送って行った帰りに慌てて着た上着のポケットにカメラが入っていた事に気づく。
「今日は富士山の雪が積もって、富士山らしくなったなぁ。海から撮影してみるか。」
昼ごろに女房殿と付き添いの交代予定だったから少し時間があった。
「お姉ちゃんにコレ、見せてやろう。」
慣れないペースに感覚が鈍っている。
頼まれた買い物もあってそのアシでなるべく早く病院に行こうとしたが、ワゴンRのガソリンが残り少なくなっている。
「やべぇ。」
家の事もあってなるべく早く交代したいだろう。
「まぁ、いいや!」
まさかのスカGの登場。
ホームセンターでちょっとした雑貨を購入。そのアシで病院へ。
途中、Z4と遭遇。
「結構カッコイイぞ。」
病院で女房殿と交代。
お嬢は、リラックスしていてちょっと拍子抜け。
「どうせ、退屈してると思ってな。買ってきたよ。昔、飛行機でフランス行った時な、11時間も乗っていたから退屈なのはわかるさ。」
ちゃっかり自分も書を買ってきたりする。
ある程度は知っているけれど詳しく知る絶好の機会だ。
体温を測ったらまだ37.7℃。
風邪ではない発熱に戸惑っている様子。
「そういえばな。今日は富士山に雪が増えてな。写真撮ったんだ。見るか?」
「見る!見る!」
看護婦さんが言った。
「バルーンアートの人が来てくれたからね。好きなの頼んでいいよ。」
「猫!」
↑猫と言えば猫かもしれないけれど…
夜になってオフクロがやってきた。交代だ。
「明日また仕事だろ?朝早くオレが交代にまた来るから。」
そう言って病院を後にした。
昨夜、初めてお母さん居ない夜を頑張ったからな。
ご褒美にチョット買ってってやるか。

Posted at 2009/11/20 21:30:23 | |
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