白馬
好奇心と偉大なる白銀
↓BGM
小学生の頃、親父はよく家族を置いてスキー旅行に行っていた。
親父は少年時代、山形生まれという環境もあってスキー部に入っていた経歴がある。
オフクロは、まったく興味が無い。
「スキーに連れてってよ。」
「もっと大きくなったらな。白馬ってとこに会社の人達と行くんだ。」
当時は高速道路も開通していない時代だった。
「白馬ってどんなところなんだろう?」
結局連れてって行ってもらった試しはなかった。
時は流れて、二十代の頃。
世間はウィンタースポーツのブームに沸いた。
映画「私をスキーに連れてって」、スノーボードの登場。
会社でもその話題。
話のタネにやってみようかと思った。
いざやってみるとまるでダメ。
出来ない事が悔しかった。
友人達がオレを誘う。
コーチしてくれたのは白馬のスキー場。
2回目にして、やっとカタチになったかと思ったのはこの白馬だった。
最後には余裕が出てきて親父の言っていた白馬がどんなところなのか見てやろうと思った。
時は流れ、同僚がオレをスキーに誘う。
「一緒に行かないか?」
それがヤツと行く最初で最後の白馬だった。
「ウソだろ!」
突然の悲報が届いたのはあれから数日後の事。
アイツは病に倒れ他界してしまった。
それからというもの「アイツと一緒に白馬に行くんだ!」と、毎年訪れる。
後輩Tと共に行くようになったのはこの頃だった。
自然を相手にする。
大げさだけど事実だ。
快晴の日もあれば大雪の日もある。
穏やかな風の日もあれば、強風の日もある。
「あの山(白馬岳)さ、春になるとあの部分が馬のような形になるんだよ。」
子供達も白馬のゲレンデが大好きだ。
オレはというと…
いつの間にか、アフタースキーの方がメインになってる気がするよ(笑)。
Posted at 2010/01/06 22:31:31 | |
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愛車リバティ | 日記